get down to の意味とは?
get down to は、「本格的に始める」「取りかかる」「集中してやる」という意味を持つ英語表現です。特に、軽い準備や雑談、前置きが終わり、いよいよ“本題”や“重要な作業”に取り組むときに使われます。
単に「始める」ではなく、「気持ちを切り替えて真剣に取り組む」というニュアンスが含まれているのが特徴です。ビジネス、学習、作業、会議など、幅広い場面で使われる便利なフレーズです。
get down to の例文
本題に入る場面
Let’s get down to business.
(本題に入ろう。)
最も有名なフレーズで、会議や商談の冒頭でよく使われます。雑談から本題へ移るときの切り替え表現として非常に自然です。
仕事に取りかかる場面
After a quick meeting, they got down to work.
(短い会議の後、彼らは仕事に取り掛かった。)
「本格的に作業を始める」という意味で、ビジネスシーンで頻出します。
集中して作業を始める場面
He got down to writing the report.
(彼はレポートを書くことに本格的に取りかかった。)
「気持ちを切り替えて集中する」というニュアンスが強く、学習や創作の場面でも自然に使えます。
get down to の語源
get は「取りかかる」「着手する」という意味を持ち、down は「下へ」「深いところへ」というイメージを持つ副詞です。to は「〜へ向かう」という方向性を示します。
これらが組み合わさることで、「表面的な部分から深いところへ降りていく」「本質的な部分に向かう」という比喩的な意味が生まれました。
down の物理的イメージ
down は「下へ」という意味ですが、英語では「核心へ向かう」「本質に近づく」という比喩的な意味でも使われます。
- down to earth(地に足がついた → 現実的な)
- boil down to(結局〜に行き着く)
これらと同じように、get down to は「本質的な作業に降りていく」というイメージを持っています。
労働の姿勢からの比喩
農作業や掃除など、昔の労働は「かがむ」「下を向く」姿勢で行われることが多く、そこから「真剣に取り組む=down」というイメージが生まれたとも言われています。
歴史的な用法
16世紀頃には get down が「集中する」「真剣に取り組む」という意味で使われており、そこから get down to が「本題に入る」「重要なことに取り組む」という形で定着しました。
イラストでは、高い場所から下に降りていく人物が描かれています。これは、軽い活動から本格的な作業へ“降りていく”という比喩的な動きを象徴しています。

類義語とニュアンスの違い
start on(〜に取りかかる)
単に「始める」という意味で、集中のニュアンスは弱めです。
begin(始める)
もっとも一般的な「始める」。get down to のような「本格的に」という意味は含まれません。
focus on(集中する)
集中に焦点があるが、「取りかかる」というニュアンスは弱いです。
get to work(仕事を始める)
仕事に限定される表現で、get down to よりも範囲が狭いです。
使い方のポイント
軽い前置きの後に使われることが多い
雑談・準備・ウォーミングアップが終わり、「さあ本気でやろう」というタイミングで使われます。
ビジネスでも日常でも使える
カジュアルな表現ですが、ビジネスシーンでも自然に使われます。
to の後には名詞が来る
get down to business / get down to work / get down to studying のように、to の後は名詞(または動名詞)になります。
誤用しやすいポイント
「down=落ち込む」と混同しない
get down(落ち込む)とは別の表現です。to がつくことで意味が大きく変わります。
「始める」よりも「本格的に取り組む」
単なる開始ではなく、集中して取り組むニュアンスがあることを意識しましょう。
フォーマルすぎる場面では避けることも
ビジネスでは使えますが、公式文書では begin や proceed to のほうが適切な場合があります。
ネイティブが使う場面
- 会議で本題に入るとき
- 仕事を本格的に始めるとき
- 勉強や作業に集中し始めるとき
- 雑談から切り替えるとき
- プロジェクトのキックオフ時
会話例(少し長め)
A: We’ve talked enough about the weekend. Should we get down to business?
B: Yeah, let’s go over the agenda for today.
A: Good idea. We need to finalize the budget first.
B: Right. Let’s get down to it.
日本語訳:
A:週末の話は十分したし、そろそろ本題に入ろうか。
B:そうだね。今日の議題を確認しよう。
A:いいね。まずは予算を確定しないと。
B:了解。じゃあ本格的に始めよう。
追加例文
1. It’s time to get down to studying for the exam.
(試験勉強に本気で取りかかる時間だ。)
2. After lunch, they got down to planning the event.
(昼食後、彼らはイベントの計画に本格的に取りかかった。)
3. Let’s get down to the details of the proposal.
(提案の詳細に取りかかろう。)
まとめ
- get down to は「本格的に始める」「集中して取りかかる」という意味の表現
- down の「核心へ向かう」という比喩が語源
- ビジネスでも日常でも使える便利なフレーズ
- to の後には名詞(または動名詞)が続く
- 雑談から本題へ移るときに特に自然
get down to は、英語で「さあ本気でやろう」という気持ちを表すのに最適な表現です。会議、勉強、仕事など、さまざまな場面で使えるため、覚えておくと表現の幅が大きく広がります。

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