hit a snag の意味とは?
hit a snag は、「思いがけない困難や障害に直面する」「予期せぬ問題にぶつかって行き詰まる」という意味の英語のイディオムです。
特に、順調に進んでいた計画やプロジェクトが、突然のトラブルによって中断したり、遅れたりする状況を表すときによく使われます。
日本語にすると、
- 思わぬところでつまずいた
- 予期せぬ問題にぶつかった
- ちょっとした障害に引っかかった
といったニュアンスに近い表現です。
hit a snag の例文
日常会話での使用
I was trying to fix the sink, but I hit a snag when I realized I didn’t have the right tools.
(シンクを直そうとしたけど、必要な工具がないことに気づいて行き詰まった。)
ここでは、「作業を進めようとしたら、思わぬところで問題が発覚して止まってしまった」というニュアンスがよく出ています。
ビジネスシーンでの使用
The project hit a snag when the supplier failed to deliver the materials on time.
(プロジェクトは、サプライヤーが材料を予定通り納品できなかったことで行き詰まりました。)
ビジネスの文脈では、「計画通りに進んでいたのに、外部要因によって予期せぬ問題が発生した」という状況を説明するのにぴったりの表現です。
カジュアルな場面での使用
We were planning to go hiking, but we hit a snag when it started raining.
(ハイキングに行くつもりだったけど、雨が降り出して予定が狂った。)
ここでは、深刻なトラブルではなく、「ちょっとした予定変更を余儀なくされた」という軽めのニュアンスで使われています。
語源とイメージ
snag のニュアンス
snag はもともと、「引っ掛かり」「突き出た枝や障害物」といった物理的なイメージを持つ単語です。たとえば、服がとがった部分に引っかかって糸がほつれるような場面で使われることもあります。
そこから転じて、「予期せぬ障害」「思わぬ問題」という意味で使われるようになりました。
つまり、snag は「見えにくいところに潜んでいる小さな障害物」というイメージを持っておくと理解しやすいです。
hit の役割
hit は「ぶつかる」「当たる」という意味を持つ動詞です。このフレーズでは、「進んでいる途中で何かにぶつかる」というニュアンスを強調しています。
そのため、hit a snag は単に「問題がある」というよりも、
- 進んでいたものが、予期せぬ障害にぶつかって止まる
- 思ってもみなかったところで引っかかる
といった、動きのあるイメージを伴う表現になっています。
イラストでは、川を進むボートが水中の隠れた木の幹に引っかかり、予期せぬ障害に直面する様子が描かれています。これは、「見えないところにあった snag に hit して進めなくなる」というイディオムのイメージを視覚化したものです。

類義語との違い
hit a snag
予期しない小さな障害やトラブルに遭遇する。深刻さは状況次第ですが、日常会話でもビジネスでも使える、汎用性の高い表現です。
face a setback
「後退を経験する」「進展が大きく遅れる」という意味で、hit a snag よりも影響が大きい印象があります。プロジェクトや計画が大きく後ろに押し戻されるようなイメージです。
run into trouble
「トラブルに巻き込まれる」「問題にぶつかる」という意味で、ややカジュアルな響きがあります。トラブルの種類は幅広く、必ずしも小さな問題とは限りません。
encounter an issue
フォーマルな表現で、「問題に遭遇する」という意味です。ビジネス文書や報告書などでよく使われます。
これらと比べると、hit a snag は「予期せぬ引っ掛かり」「思わぬところでのつまずき」を、やや比喩的に表現する柔らかめのイディオムだと言えます。
使い方のポイント
フォーマルとカジュアルの中間
hit a snag は、日常会話でもビジネスの場でも使える便利な表現です。ただし、非常にフォーマルな文書や公式な報告書では、
- encounter an issue
- experience a setback
- face an obstacle
といった表現のほうが適切な場合もあります。
過去形でよく使われる
実際に問題が発生したことを説明するときに、
We hit a snag during the negotiations.
(交渉中に予期しない問題が生じた。)
のように、過去形で使われることが多いです。
軽いニュアンスも持てる
hit a snag は、必ずしも深刻な問題だけに使うわけではありません。文脈によっては、「ちょっとしたトラブル」「小さなつまずき」という軽いニュアンスで使うこともできます。
たとえば、
We hit a snag with the decorations, but we figured it out.
(飾り付けでちょっとした問題があったけど、なんとか解決した。)
のように、「でも解決したよ」と続けることで、深刻ではないことが伝わります。
誤用しやすいポイント
常に大問題というわけではない
snag という単語から「大きな障害」をイメージしてしまうかもしれませんが、実際には「小さな引っ掛かり」というニュアンスも強く、文脈によって深刻度は変わります。
物理的な「ぶつかる」とは違う
hit という動詞が使われているため、物理的な衝突を連想しがちですが、hit a snag はあくまで比喩的な表現です。実際に何かにぶつかったわけではなく、「計画や進行が見えない障害に引っかかった」という意味で使われます。
「問題がある」と言いたいときの万能表現ではない
単に「問題がある」と言いたいだけなら、
- We have a problem.
- We’re facing an issue.
などのほうがストレートです。hit a snag は、「順調に進んでいたものが、途中で予期せぬ障害にぶつかった」というストーリー性があるときに特に自然です。
ネイティブが使う場面
- プロジェクトが外部要因で止まったとき
- 旅行やイベントの計画が予期せぬ事情で変更になったとき
- DIYや修理作業で思わぬ問題が発生したとき
- 交渉や契約がスムーズに進まなくなったとき
- システム導入や開発で予期せぬバグに遭遇したとき
会話例(少し長め)
A: How’s the new website coming along?
B: It was going smoothly, but we hit a snag with the payment system.
A: Oh no, what happened?
B: The provider changed their API, so we need to update our integration.
日本語訳:
A:新しいウェブサイトの進み具合はどう?
B:順調だったんだけど、決済システムのところで問題にぶつかってね。
A:えっ、何があったの?
B:プロバイダーがAPIを変更しちゃって、こっちの連携を更新しないといけなくなったんだ。
追加例文
1. Our plans hit a snag when the venue suddenly became unavailable.
(会場が突然使えなくなって、私たちの計画は行き詰まった。)
2. The negotiations hit a snag over the pricing details.
(価格の詳細をめぐって、交渉は行き詰まった。)
3. We hit a small snag, but it shouldn’t delay the launch.
(ちょっとした問題はあったけれど、リリースが遅れるほどではない。)
まとめ
- hit a snag は「予期せぬ問題や障害にぶつかる」という意味のイディオム
- snag は「引っ掛かり」「隠れた障害物」というイメージ
- 日常会話からビジネスまで幅広く使えるが、フォーマル文書では別表現が好まれることもある
- 必ずしも大問題ではなく、「小さなつまずき」という軽いニュアンスでも使える
- 「順調に進んでいたものが、途中で止まる」というストーリーがあるときに特に自然
hit a snag は、英語で「ちょっとしたトラブル」から「計画の行き詰まり」まで、幅広い状況をスマートに表現できる便利なフレーズです。プロジェクトや日常の出来事を説明するときに、ぜひ使いこなしてみてください。
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