意味について
“Cost an arm and a leg” は、「非常に高額である」「法外な値段である」という意味の英語のイディオムです。この表現は、何かが非常に高価で、それを得るためには大きな犠牲(たとえば、身体の一部を失うほど)が必要だというニュアンスを持っています。
That luxury car costs an arm and a leg.
(あの高級車はものすごく高い。)
語源について
この表現の正確な起源は不明ですが、以下の説があります。
戦争に関連する説
戦争で手足を失うことが「大きな犠牲」を象徴し、高額な物を手に入れるために多大な犠牲を払うことに結びつけられたと言われています。
18世紀の肖像画
18世紀の肖像画では、全身を描く肖像画は非常に高額で、手足を省いた顔だけの肖像画がより安かったことから、「手足(arm and leg)を使わないほうが安く済む」という比喩が生まれたという説もあります。
20世紀の英語表現
このフレーズが現在の形で一般的になったのは20世紀中頃からで、アメリカで広まったと言われています。
「Cost an arm and a leg」を表現したユーモラスで象徴的なシーンを描いています。高価な取引のイメージが伝わると思います!

類義語
1. Pay through the nose
「法外な値段を払う」
例: “We had to pay through the nose for the concert tickets.”
(コンサートのチケットに法外な値段を払わなければならなかった。)
2. Break the bank
「予算を大きく超える、破産しそうになる」
例: “This new phone won’t break the bank.”
(この新しいスマホはそんなに高くない。)
3. Cost a fortune
「大金がかかる」
例: “The house renovation cost a fortune.”
(家の改装に大金がかかった。)
4. Be exorbitant
「途方もなく高い」
例: “The rent in this area is exorbitant.”
(このエリアの家賃は途方もなく高い。)
5. High-priced / Overpriced
「高価すぎる」
例: “That store is known for its overpriced products.”
(あの店は商品が高すぎることで知られている。)
使い方のポイント
カジュアルな表現
このフレーズは日常会話やカジュアルな場面でよく使われます。フォーマルな文書やビジネスの場では適さない場合があります。
価格に対する強い不満や驚きを強調
価格が高いことを強調したい場合に使用します。ただし、ユーモアや誇張を交えたニュアンスを含むことが多いです。
金額を明示しないことが多い
「どれだけ高いか」を直接言わなくてもニュアンスで伝わるため、具体的な価格を言わずに使える便利な表現です。
「Cost an arm and a leg」は、値段の高さをインパクトを持って伝えるのに便利な表現です!
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