意味について
「次はあなたの番だ」「あなた次第だ」という意味の表現です。主に、決定権や次の行動を相手に委ねる場面で使われます。
We’ve made our offer. Now the ball is in your court.
(こちらは提案を出しました。次はそちらの対応次第です。)
語源について
このフレーズはテニスや卓球などのスポーツから来ています。ボールが相手のコートに入ったら、そのプレイヤーが次にどうするかを決める責任があります。そこから、比喩的に「次に何をするかは相手次第」という意味で使われるようになりました。初めて記録されたのは20世紀中頃ですが、日常的に使われるようになったのはビジネスや交渉の場で広がったことが背景にあります。
「The ball is in your court」の語源をイメージした画像です。テニスコートの片側にボールが置かれ、その側に立つ人物が次の行動を考えている様子を描いています。フレーズがコートデザインにさりげなく組み込まれています。

類義語
1. It’s up to you.(それはあなた次第だ。)
よりカジュアルな言い方。
例: What happens next is up to you.
(次にどうするかは君次第だよ。)
2. The decision is yours.(決断はあなたのものだ。)
フォーマルな場面で使われることが多い。
例: The decision is yours to make.
(決断はあなたがするものです。)
3. You’re in charge now.(君が今主導権を握っている。)
誰かが責任を負っている状況を表します。
例: You’re in charge now, so make it count.
(君が責任を負っているので、大事にしてね。)
4. The ball is in your hands.(主導権はあなたの手の中にある。)
同じ比喩表現の一つですが、コートではなく手にあることを強調します。
使い方のポイント
責任や決定権を相手に委ねる場面で使用
交渉や議論の場で使うときに効果的。
The company has approved the funding. The ball is in your court to start the project.
(会社は資金を承認しました。プロジェクトを始めるかどうかはあなた次第です。)
ビジネスや日常会話で適切
フォーマルにもカジュアルにも使える便利な表現です。
I’ve already given you all the details. The ball is in your court now.
(すべての詳細はすでに伝えたので、あとはあなた次第です。)
プレッシャーを与えないように注意
言い方次第では、相手に負担やプレッシャーを感じさせる場合があるので、適切なトーンで伝えることが大切です。
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