at large の意味とは?
at large は、文脈によって複数の意味を持つ英語表現で、「逃走中で」「全体として」「自由に」など、状況に応じて異なるニュアンスを表します。どの意味で使われているかは文脈によって判断する必要があり、英語学習者にとって覚えておくと非常に便利なフレーズです。
特に以下の3つの意味がよく使われます。
- 逃走中で、捕まっていない
- 全体として、一般的に
- 自由に、制限されずに
at large のコアイメージ
逃走中で、捕まっていない
犯罪者や危険な動物が「まだ捕まっていない」「自由に動き回っている」状態を表します。ニュースや警察の発表などで頻繁に使われる意味です。
The suspect is still at large.
(容疑者はまだ逃走中です。)
この場合の at large は「広い場所で自由に動き回っている」→「捕まっていない」というイメージから来ています。
全体として、一般的に
特定のグループ全体や社会全体を指すときに使われます。フォーマルな文章やニュース記事でもよく見られる表現です。
The community at large supports the project.
(地域全体としてそのプロジェクトを支持している。)
この意味では、「個別ではなく、全体として」というニュアンスが強調されます。
自由に、制限されずに
物理的・精神的な制約がなく、自由に行動できる状態を表します。人の生き方やライフスタイルを語るときに使われることが多いです。
He prefers to live at large without strict rules.
(彼は厳しいルールなしで自由に生きることを好む。)
この意味では、「広々とした場所で自由に動く」という語源的なイメージがそのまま残っています。
語源について
at large は、中世フランス語の en large(広々とした、自由に)に由来します。もともとは「広い場所で自由に動き回る」という意味があり、そこから「制限されていない」「捕まっていない」「全体として」などの意味へと発展しました。
イラストでは、広大な空間を自由に歩き回る人物が描かれています。これは「制限がなく自由な状態」を象徴しており、そこから「逃走中」「全体として」などの意味が派生したことを視覚的に表現しています。

例文で理解する at large
逃走中の意味で使う場合
The dangerous animal is still at large.
(その危険な動物はまだ逃走中です。)
The thief remained at large for months.
(その泥棒は何ヶ月も捕まらずにいた。)
全体として・一般的に
Society at large is becoming more aware of environmental issues.
(社会全体として環境問題への意識が高まっている。)
The public at large welcomed the new policy.
(一般の人々はその新しい政策を歓迎した。)
自由に・制限されずに
The horses were allowed to roam at large in the field.
(馬たちはその野原で自由に歩き回ることを許されていた。)
He enjoys living at large, without being tied down by responsibilities.
(彼は責任に縛られず自由に生きることを楽しんでいる。)
類義語とニュアンスの違い
on the loose(逃走中で)
The dangerous animal is still on the loose.
(その危険な動物はまだ逃走中です。)
at large とほぼ同じ意味ですが、より「危険性」を強調することが多いです。
free(自由な)
After years in prison, he was finally free.
(長年の刑務所生活の後、彼はついに自由の身となった。)
at large よりも一般的で、制限がない状態を広く表します。
in general(一般的に)
In general, people prefer working from home nowadays.
(一般的に、最近は在宅勤務を好む人が多い。)
at large の「全体として」に近い意味。
broadly speaking(広く言えば)
Broadly speaking, the new policy is effective.
(広く言えば、新しい政策は効果的だ。)
より抽象的で、広い視点からの一般論を述べるときに使われます。
使い方のポイント
文脈で意味が大きく変わる
at large は文脈によって意味が大きく変わるため、前後の文章をしっかり読むことが重要です。
ニュースでよく使われる
特に「逃走中」の意味はニュース記事や警察発表で頻出します。
フォーマルな文章でも使える
「全体として」の意味は、ニュース・論文・レポートなどフォーマルな文脈でも自然に使われます。
誤用しやすいポイント
「逃走中」の意味だけではない
at large は複数の意味を持つため、「逃走中」だけで覚えると誤解しやすい表現です。
自由の意味は文脈が必要
「自由に」という意味はやや文学的で、日常会話ではあまり使われません。
主語によって意味が変わる
人・動物 → 逃走中
社会・集団 → 全体として
物・動物 → 自由に
ネイティブが使うリアルな場面
- ニュースで容疑者が逃走中であることを伝えるとき
- 社会全体の意見や傾向を述べるとき
- 動物が自由に歩き回っている状況を説明するとき
- フォーマルな文章で「一般的に」と言いたいとき
会話例(少し長め)
A: Did they catch the thief who broke into the store?
B: Not yet. He’s still at large.
A: That’s worrying. I hope they find him soon.
B: Me too. The whole community is concerned.
日本語訳:
A:店に侵入した泥棒は捕まった?
B:まだだよ。まだ逃走中なんだ。
A:それは心配だね。早く見つかるといいけど。
B:ほんとに。地域全体が不安がってるよ。
追加例文
1. The escaped prisoner is still at large.
(脱走した囚人はまだ捕まっていない。)
2. The public at large welcomed the new changes.
(一般の人々はその新しい変更を歓迎した。)
3. The animals were allowed to wander at large in the field.
(その動物たちは野原で自由に歩き回ることを許されていた。)
まとめ
- at large は「逃走中」「全体として」「自由に」という複数の意味を持つ表現
- 語源は中世フランス語の en large(広々と)
- ニュース・フォーマル文・日常会話など幅広い場面で使われる
- 文脈によって意味が変わるため、前後の文章を読むことが重要
at large は、英語のニュースや記事で頻繁に登場する便利な表現です。複数の意味を理解しておくことで、文脈に応じて正しく使い分けられるようになります。
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