get it の意味とは?
get it は、英語の中でも特に使用頻度が高い多用途フレーズで、文脈によって意味が大きく変わる表現です。最も一般的な意味は「理解する」ですが、それ以外にも「手に入れる」「応答する」「叱られる」など、状況に応じてさまざまな解釈が可能です。
英語学習者にとっては、単語の意味を丸暗記するよりも「どの場面でどう使われるか」を理解することが重要です。get it はまさにその典型で、会話の流れや話し手の意図によってニュアンスが変化します。ネイティブは日常会話で頻繁に使うため、使いこなせると英語の自然さが一気に上がる表現です。
get it の主な意味と使われ方
理解する
最もよく使われる意味が「理解する」。I get it. は「わかったよ」という非常に自然な返答で、カジュアルな会話で大活躍します。相手の説明を理解したとき、状況を把握したとき、気持ちに共感したときなど、幅広い場面で使われます。
また、Do you get it? は「理解してる?」という意味で、説明の途中で相手の理解度を確認したいときに便利です。英語では understand よりも柔らかく、会話的な響きがあります。
手に入れる
get の基本的な意味である「得る」「手に入れる」から派生した使い方です。Did you get it? と言えば「それ手に入れた?」という意味になります。ここでの it は物・チケット・資料・商品など、具体的な対象を指します。
この意味の get it は、日常生活からビジネスまで幅広く使われます。特に、オンラインショッピングや資料の受け渡しなど、現代のコミュニケーションでは頻出の表現です。
(電話・ドアなどに)応答する
Can you get it? は「電話取ってくれる?」「ドア出てくれる?」という意味になります。ここでの get は「取りに行く」「対応する」というニュアンスです。
家庭内やオフィスでよく使われる表現で、ネイティブの日常会話では非常に自然です。日本語の「ちょっと出てくれる?」に近い感覚で使われます。
叱られる・罰を受ける(口語)
You’re going to get it! は「ひどく叱られるぞ!」という意味の口語表現です。親が子どもに対して使うことが多く、軽い脅しや注意のニュアンスがあります。
この意味の get it は、文脈がないと理解しにくいですが、英語圏では昔から使われている表現で、映画やドラマでもよく登場します。
get it の語源
get は古英語の getan(得る、到達する)に由来し、さらに古ノルド語の geta(得る、取り込む)に遡ります。もともとは「何かを手に入れる」という物理的な意味でしたが、そこから「情報を得る」→「理解する」という比喩的な意味が生まれました。
英語では「理解する」という概念を「頭の中に取り込む」と捉えることが多く、get it が「わかる」という意味で使われるのは自然な流れです。イラストでは、人物が光る電球(アイデア)を掴もうとしている様子が描かれ、理解の瞬間を象徴的に表現しています。

類義語とニュアンスの違い
understand(理解する)
よりフォーマルで丁寧な表現。ビジネスや学術的な場面で使われます。I understand. は丁寧で落ち着いた印象を与えます。
grasp(把握する)
概念や理論など、抽象的な内容をしっかり理解するニュアンス。やや硬い表現で、専門的な文脈で使われます。
catch(わかる、気づく)
口語的で、相手の意図やニュアンスを理解する場面で使われます。I catch what you mean. は「言いたいことわかるよ」という柔らかい表現です。
obtain / acquire(手に入れる)
どちらもフォーマルで、ビジネスや学術的な文脈で使われます。get it よりも堅い印象があります。
fetch(取ってくる)
物を取りに行く動作を表す単語で、Can you fetch it? は「それ取ってきてくれる?」という意味になります。
使い方のポイント
カジュアルな会話で非常に自然
I get it. は understand よりも柔らかく、友人・家族・同僚との会話で最も自然に使える表現です。英語圏では、相手の説明に対して「理解したよ」と伝えるときの定番フレーズです。
強調表現が豊富
理解の度合いを強調したいときは、以下のようにアレンジできます。
- I totally get it.(本当にわかるよ。)
- Now I get it.(今、やっとわかった。)
- I finally get it.(ついに理解できた。)
文脈によって意味が大きく変わる
get it は文脈依存の表現なので、前後の会話を理解することが重要です。特に「手に入れる」と「理解する」は同じ形でも意味が異なるため、状況判断が必要です。
誤用しやすいポイント
フォーマルな場面では使いすぎない
ビジネスの正式な会議やメールでは、I get it. よりも I understand. のほうが適切です。
「叱られる」の意味は文脈が必要
You’re going to get it! は単独では意味が伝わりにくく、状況説明が必要です。
「手に入れる」の意味は it の中身が重要
Did you get it? の it が何を指すかが明確でないと誤解を招きます。
ネイティブが使う場面
- 説明を理解したときの返答
- 相手の気持ちに共感するとき
- 資料や商品を受け取ったか確認するとき
- 電話やドアに応答してほしいとき
- 親が子どもを叱るときの口語表現
会話例(少し長め)
A: I explained this yesterday, but let me go over it again.
B: No worries, I get it now. Thanks for clarifying.
A: Great. If you have any questions, just ask.
B: Actually, one thing—do you get it when I say “context matters”?
A: Yeah, I get it. You mean the meaning changes depending on the situation.
A:昨日説明したけど、もう一度確認するね。
B:大丈夫、今は理解できたよ。ありがとう。
A:よかった。質問があれば言ってね。
B:実は一つだけ。「文脈が大事」って言った意味、わかる?
A:うん、わかるよ。状況によって意味が変わるってことだよね。
追加例文
1. I get it now — your explanation finally made sense.
(今やっとわかったよ。説明でようやく理解できた。)
2. Did you get it from the store?
(それお店で買ってきた?)
3. Can you get it? I’m busy cooking.
(電話出てくれる?今料理中なの。)
まとめ
- get it は「理解する」「手に入れる」「応答する」「叱られる」など多用途のフレーズ
- 文脈によって意味が大きく変わるため、状況判断が重要
- I get it. はカジュアルで自然な「わかったよ」
- 語源は「得る」→「情報を取り込む」から派生
- フォーマルな場面では understand を使うのが無難
get it は、英語の自然な会話に欠かせない万能フレーズです。意味の幅を理解しておくことで、より柔軟に使いこなせるようになります。
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