意味について
bite the bullet は、「嫌なことを我慢してやる」 や 「困難な状況に覚悟を決めて立ち向かう」 という意味のイディオムです。避けたいけど避けられない状況で、勇気を持って我慢するときに使います。
I hate going to the dentist, but I’ll have to bite the bullet and make an appointment.
(歯医者は嫌いだけど、覚悟を決めて予約しないといけない。)
語源について
この表現の語源は19世紀の戦場にあります。麻酔がなかった時代、兵士は手術の痛みに耐えるために弾丸(bullet)を噛む(bite)ことで痛みをこらえていました。この行為が転じて、「辛いことを我慢する」 という意味になりました。
「bite the bullet」 の語源をイメージしたイラストです。
麻酔なしで手術を受ける19世紀の兵士が、痛みに耐えるために弾丸を噛んでいる様子が描かれています。苦痛と決意の表情が、覚悟を決めて困難に立ち向かう意味をよく表しています!

類義語
face the music(現実を受け入れる、批判に立ち向かう)
「批判や結果に立ち向かう」ニュアンスで、逃げずに責任を取る場面で使う。
He forgot the report deadline, so now he has to face the music at work.
(彼は報告書の締切を忘れたので、今は仕事で現実を受け入れなければならない。)
詳しくはコチラで解説しています!
grin and bear it(歯を食いしばって我慢する)
「嫌なことを笑顔で耐える」ニュアンス。状況を変えられないときに使う。
The traffic was terrible, but I had to grin and bear it to get to work on time.
(渋滞がひどかったけど、時間通りに出社するために我慢して耐えた。)
suck it up(文句を言わずに我慢する)
口語的でカジュアルな表現。不平不満を言わずに我慢する意味で、やや厳しい響き。
I know it’s tough, but you just have to suck it up and finish the project.
(大変なのは分かるけど、文句を言わずにプロジェクトを終わらせなきゃ。)
使い方のポイント
困難や不快な状況に立ち向かう場面で使います。「覚悟を決める」 という意味合いが強く、避けられないタスクや状況で便利です。
フォーマルでもカジュアルでも使用可能で、カジュアルな場面では「suck it up」、フォーマルなら「bite the bullet」が自然です。
「bite the bullet」 は、辛いことに立ち向かう勇気を表すイディオム。日常生活やビジネスシーンで覚えておくと役立ちます!
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