face the music の意味とは? 例文&イラスト付き意味解説

英語学習

意味について

 “face the music” は、「(自分の行動の)結果を受け入れる」「避けられない責任を取る」という意味の表現です。特に、自分の過ちや失敗に対して正面から向き合い、批判や罰を受ける場面でよく使われます。

He broke the rules, so now he has to face the music.

(彼はルールを破ったので、その結果に向き合わなければならない。)

語源について

 この表現の語源にはいくつかの説があります。一つの説は、軍隊で不名誉除隊となった兵士が、軍楽隊の演奏とともに公の場で処分を受けることから来ているというものです。もう一つの説は、演劇の世界に由来するとされ、俳優が観客のいる方向(オーケストラピット)に向かい、緊張やプレッシャーを受けながらも堂々と演技しなければならないことを表しているというものです。いずれにしても、「嫌なことから逃げずに正面から向き合う」という意味が込められています。

 「face the music」の語源を表現したものです。舞台の上に一人立つ兵士が、目の前で厳かに演奏する軍楽隊と向き合っています。兵士は緊張し、覚悟を決めた表情を浮かべており、これから何か避けられない結果を受け入れなければならないことを象徴しています。舞台の照明は暗く、スポットライトが兵士に集中することで、まるで審判の瞬間のような雰囲気を強調しています。この構図は、「自分の行いの結果に正面から向き合う」というイディオムの本質を視覚的に表しています。




類義語

take responsibility(責任を取る)

 文字通り「責任を取る」という意味ですが、“face the music” よりもフォーマルな響きがあります。特に、職場や公的な場面でよく使われます。

 As the team leader, I must take responsibility for the mistake.

(チームリーダーとして、そのミスの責任を取らなければならない。)

pay the price(代償を払う)

 “face the music” と似ていますが、「過去の行動に対する犠牲や苦しみを伴う結果を受け入れる」というニュアンスが強いです。

He ignored the warnings and now he has to pay the price.

(彼は警告を無視したので、今その代償を払うことになった。)

bite the bullet(つらいことを覚悟して耐える)

 「嫌なことを覚悟して乗り越える」という意味で、苦痛や困難を前向きに受け入れるニュアンスがあります。“face the music” よりも精神的な強さを求められる場面で使われることが多いです。

 I don’t like public speaking, but I have to bite the bullet and give the presentation.

(人前で話すのは苦手だが、覚悟を決めてプレゼンをしなければならない。)

詳しくはコチラで解説しています!

使い方のポイント

 “face the music” は、日常会話やビジネスの場面でもよく使われるイディオムです。特に、避けられない結果に向き合わなければならないときに使われます。例えば、仕事でミスをしたとき、ルールを破ったとき、または試験に落ちたときなど、誰かが責任を取る場面で自然に使えます。また、スポーツや映画のセリフなどでもよく登場し、シリアスな状況を表すときに効果的です。逃げずに結果を受け止める姿勢を表現するのに適した表現です。

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