be behind bars の意味とは? 例文&イラスト付き意味解説

英語学習

意味について

 「be behind bars」は、「刑務所に入っている」「投獄されている」という意味のイディオムです。直訳すると「鉄格子の後ろにいる」となり、そのまま刑務所に収監されている状態を指します。多くの場合、犯罪を犯した結果として刑務所にいることを意味します。

He was caught robbing a bank and is now behind bars.

(彼は銀行強盗をして捕まり、今は刑務所に入っています。)

 この表現はフォーマルでもカジュアルでも使われますが、特にニュースや報道、またドラマや映画などのセリフでよく見聞きします。

語源について

 「be behind bars」という表現は、刑務所の構造に由来します。昔から刑務所や留置所の窓や扉には、鉄の棒(bars)が設置されており、囚人が外に出られないようになっていました。こうした鉄格子の存在が視覚的に象徴的だったため、「behind bars(鉄格子の後ろ)」という言い回しが、「囚われの身であること」「刑務所にいること」を意味するようになったのです。

 特に19世紀後半から20世紀初頭にかけて、この表現は英語圏で一般的に使われるようになりました。当初は文字どおりの意味合いが強かったのですが、現在では比喩的に、裁判の結果として収監された状態全般を指して使われています。

 このイラストは、鉄格子の向こうに立つ囚人を描くことで「be behind bars」の語源を視覚化しています。囚人服を着た男性が無言で鉄格子を握る姿は、刑務所での拘束状態を象徴しており、言葉の背後にある現実的なイメージを強く印象づけます。




類義語

in jail(刑務所にいる)

 「in jail」も「be behind bars」と同じように、「刑務所にいること」を意味しますが、やや直接的かつ日常的な表現です。「jail」は「prison」よりも軽い罪での短期収容を意味することが多く、地域によっては区別されます。

She spent three months in jail for shoplifting.

(彼女は万引きで3か月間刑務所に入っていました。)

locked up(閉じ込められている)

 「locked up」はより口語的で、やや感情的な響きがあります。刑務所だけでなく、精神病院や施設などでも使われることがあり、「自由を奪われた状態全般」を表す場合もあります。「be behind bars」に比べて、多少広い意味を持つ表現です。

After the trial, he was locked up immediately.

(裁判の後、彼はすぐに収監されました。)

serve time(刑期を務める)

 「serve time」は、刑務所で「刑期を務める」という意味で使われます。「be behind bars」が単に「今、刑務所にいる」という状態を表すのに対し、「serve time」はその期間の重みや、罰を受けているという意識が強く表れます。

He’s serving time for tax fraud.

(彼は脱税で刑期を務めています。)

使い方のポイント

 「be behind bars」は、ニュース記事やドキュメンタリーなどの報道的な文脈から、ドラマ、映画、カジュアルな会話まで幅広く使われる便利なイディオムです。ただし、その響きにはある種の重みがあるため、冗談として使う際には注意が必要です。特に実際に犯罪被害に遭った人が関わる会話では、不謹慎に受け取られる可能性もあります。

 また、「be」動詞の時制によってニュアンスが変わる点にも注目しましょう。「was behind bars」は「過去に刑務所にいた」ことを指し、「is behind bars」は「現在収監中である」ことを意味します。未来の予定には「will be behind bars」なども使われます。

 さらに、「behind bars」という表現自体は比喩的にも用いられることがあります。たとえば、自由を奪われた状況、強制的な拘束状態を象徴的に表すときに使われることもありますが、その場合も通常はコンテクストで理解されます。

 この表現は、直訳がそのまま意味に直結しており、視覚的にもわかりやすいため、英語学習者にとっても覚えやすいイディオムのひとつです。

英語学習を改めて学び直したい方! アマゾンベストセラーです! 一緒に勉強しましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました