はじめに
映画『メイズ・ランナー』(The Maze Runner, 2014)は、巨大な迷路に閉じ込められた若者たちが、記憶を失った状態で脱出を目指すサバイバル・アドベンチャー作品です。緊張感あふれる展開と友情、団結のドラマが世界中の観客を魅了しました。
物語の中には、仲間との絆や生き残りへの強い意志を感じさせる印象的なセリフが数多く登場します。今回は、その中でも特に力強い言葉を取り上げて、英文法と表現のニュアンスを学んでいきましょう。
今回紹介するフレーズはこちらです。
“We stay close, we stick together, we get through this. We get out now, or we die trying.”
直訳すると「俺たちは近くにい続け、団結して、この状況を乗り越える。今すぐ脱出するか、死ぬ覚悟で挑むかだ」という意味になります。仲間を奮い立たせるリーダーらしい言葉であり、サバイバル状況の緊迫感が詰まったセリフです。
セリフの背景
このセリフは、主人公トーマスが仲間に向かって放つ言葉です。迷路の中で次々と仲間が危険にさらされる状況において、希望を失いかける仲間たちを鼓舞するために発せられました。
「団結しなければ生き残れない」というメッセージが込められており、仲間との信頼関係と生き残りへの強い意思を象徴する場面です。まさに『メイズ・ランナー』を象徴する名言の一つと言えるでしょう。
セリフの意味と日本語訳
“We stay close, we stick together, we get through this. We get out now, or we die trying.”
日本語訳:
「俺たちは一緒に行動し、団結して、この状況を乗り越える。今ここから脱出するか、それができなければ死ぬまで挑むんだ。」
ポイントは 並列された短文のリズム と or we die trying という表現の強さです。英語の演説やリーダーの言葉では、同じ文型を繰り返してリズムを作り、強調する手法がよく使われます。
英文法の解説
We stay close
- stay close:「近くにいる」「離れない」
- 動詞 stay に形容詞 close を組み合わせて「状態の維持」を表します。
We stick together
- stick together:「団結する」「一緒に行動する」
- stick は「くっつく」という意味から、「離れずに協力する」というニュアンスになります。
We get through this
- get through:「困難を乗り越える」
- this が指すのは「今直面している状況」です。
We get out now, or we die trying
- get out:「脱出する」
- or は「そうでなければ」を意味し、対比を強めています。
- die trying は「挑戦しながら死ぬ」という強い決意を表すフレーズです。
この部分は「成功するか、挑戦し続けて命を落とすか」という究極の二択を提示し、仲間の覚悟を促しています。
survive との比較
ここで関連表現として、「survive」との違いも見ておきましょう。
- survive:「生き延びる」「耐える」
- get through:「困難を乗り越える」
どちらも「困難を切り抜ける」意味を持ちますが、
- survive は「ギリギリ生き残る」ニュアンス
- get through は「試練を突破して前に進む」ニュアンス
このセリフでは「ただ生き残る」よりも「突破して外へ出る」決意を強調している点が重要です。
応用例
このセリフのフレーズは日常英会話でも活かせます。
- We stick together as a family.
(私たちは家族として団結している) - I’ll get through this tough week.
(この厳しい一週間を乗り越えるよ) - We get out now, or we miss the train.
(今すぐ出ないと、電車を逃すぞ) - He’ll die trying to achieve his dream.
(彼は夢を叶えるために死ぬまで挑み続けるだろう)
こうした表現を覚えておくと、強い意志や覚悟を伝えるときにとても便利です。
まとめ
セリフ “We stay close, we stick together, we get through this. We get out now, or we die trying.” は、『メイズ・ランナー』を象徴する力強い一言です。
文法的には、
- 並列表現でリズムを作る
- phrasal verbs(stick together / get through / get out)を使う
- or we die trying の決意表現
といったポイントが学べます。
英語学習の観点からは、仲間を励ます言葉や自分の決意を表すフレーズとして応用可能です。日常会話では誇張表現として使えば、ユーモアを交えながら自分の気持ちを強調できます。
映画のセリフは文法と表現を同時に学べる格好の教材です。ぜひ『メイズ・ランナー』を見ながら、英語表現のリズムやニュアンスを味わってみてください。次に仲間を励ます場面で、このフレーズを思い出せば、自然で力強い英語が口をついて出てくるはずです。
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