英語学習をしていると必ず出てくるのが remember と remind の違い。
どちらも「思い出す・思い出させる」という意味を持ちますが、ニュアンスはかなり違います。
実はこの違い…
語源を知ると “感覚で” 使い分けられるようになります。
この記事では、remember / remind の意味・語源・ニュアンス差・誤用例を丁寧にまとめて、ネイティブが自然に使う感覚を身につけられるように解説します。
意味について 🧠
remember:自分の中から思い出す
remember は「記憶がよみがえる」「自分の力で思い出す」イメージの動詞です。
remind:外から刺激されて思い出す
remind は「誰か・何かがきっかけになって思い出させる」。
外部からのトリガー(刺激)が必ず存在します。
語源 🔍
remember の語源
remember はラテン語 memor(記憶)に由来し、
re(再び)+ member(心に刻む)
→「記憶を再び心に戻す」
という意味が核になっています。
つまり
“心の引き出しを自分で開けて、記憶を取り出す”
そんな内的な動作が remember の正体です。
remind の語源
remind は
re(再び)+ mind(心)
→「心に再び注意を向けさせる」
という語源を持ちます。
こちらは
“他者・外部のものが心の肩をトントン叩く”
という、外側からの刺激が必須。
この語源がそのまま現代英語のニュアンスに生きています。
ニュアンスの違いをさらに詳しく 🌈
✔ remember:自発的に思い出す
- 記憶が自分の中で蘇る
- 誰にも言われていないのに、自分でふと気づく
- 主語は 自分(記憶の持ち主)
例)I remembered his birthday.
→ 誰にも言われてないけど、自分で思い出した。
ここには
“記憶を呼び起こす主体が自分”
というポイントがあります。
✔ remind:外部の力によって思い出す
- 誰かに言われた
- 音・匂い・景色などがきっかけ
- 主語は 思い出すきっかけとなる人・モノ
例)She reminded me of his birthday.
→ 彼女が言ってくれたおかげで思い出した。
ここで重要なのは
人間ではないものも remind の主語になれる
という点。
- This song reminds me of my childhood.
- The smell reminded me of home.
すべて「外的トリガー」が動作を引き起こしています。
✔ 感覚的な決定打(ネイティブの脳内イメージ)
- remember = 記憶の引き出しを“自分で開ける”
- remind = 他人 or 何かに“ノックされて開く”
この感覚が身につくと、英語の会話やメールでも迷わなくなります。
使い方のポイント 💡
remember to + 動詞
→ 「忘れずに〜する」
I remembered to lock the door.
(鍵をかけるのを忘れなかった)
remember + 名詞 / that節
→ 「〜を覚えている / 思い出す」
I remember the day we met.
(会った日を覚えている)
remind A to + 動詞
→ 「A に〜するように知らせる・促す」
Remind me to call her.
(彼女に電話するの忘れないように教えて)
remind A of B
→ 「A に B を思い出させる」
This photo reminds me of my trip.
(この写真が旅行を思い出させる)
誤用しやすいポイント ⚠️
❌ × “He remembered me to do it.”
→ 「彼が私にやるように思い出した」には絶対にならない
正しくは:
He reminded me to do it.
(彼が“私に”やるように促した)
remember は外部への働きかけができないため、
「人に何かを思い出させる」は remind 一択です。
まとめ ✨
remember と remind はどちらも「思い出す」という日本語に置き換えられるため、学習者には非常に紛らわしいペアですが、実際には “記憶を動かす主体がどこにあるか” で役割が大きく分かれます。
remember は、自分の内側にある記憶を自発的に呼び起こす動詞で、語源の re + memor が示すように「記憶を心に戻す」という内的な動作が核になっています。一方、remind は re + mind が語源で、「心に注意を向けさせる」というニュアンスがあり、外部の刺激によって記憶を呼び覚ます“他動的な力”が必ずつきまといます。
この違いを理解すると、英会話でのモヤモヤが一気に解消されます。例えば、「思い出させてほしい」と言いたい時は remind を使うべきですし、「思い出した!」という自発的な気づきには remember が自然です。また、メール文やビジネス英語でもこのペアは頻出で、正しく使い分けられるかどうかで文章の印象が大きく変わります。
まとめると、
- remember:自分の内側の記憶がよみがえる(内的・自発的)
- remind:外側から働きかけがあって思い出す(外的・他動的)
という構造を理解しておけば、ほぼ迷うことはなくなります。
語源・ニュアンス・用法のパターンから理解することで、ただ暗記するのではなく「感覚として腹落ちした使い分け」ができるようになります。英語表現の精度がぐっと上がるので、ぜひ日常の中で意識して使い分けてみてください。
ニュアンスがクリアになり、自然な英語表現が身につきます。
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