はじめに
1986年にリリースされたBon Joviの「Livin’ on a Prayer」は、彼らの代表曲として世界中で愛され続けています。力強いメロディーと前向きな歌詞は、困難を乗り越えようとする人々に勇気を与え、多くのリスナーの心を掴んできました。この曲は単なるロックアンセムではなく、英語学習にもぴったりの教材です。特に歌詞に含まれる文法や表現は、中級以上の学習者にとって学びがいのあるものばかり。今回はその中から3つのフレーズを選び、文法・表現のポイントを解説していきます。
フレーズ解説
フレーズ1:We’ve got to hold on to what we’ve got.
日本語訳
俺たちは持っているものにしがみつかなきゃならないんだ。
文法解説
この文には have got to = must(〜しなければならない) という口語的表現が使われています。特にアメリカ英語では「We’ve got to〜」は強い義務感や必要性を表す自然な言い方です。
さらに、「hold on to〜」は「〜にしがみつく、〜を手放さない」というイディオム。続く「what we’ve got」は関係代名詞whatを使った構文で、「私たちが持っているもの」という意味を一語でまとめています。つまり、義務表現+イディオム+関係詞が一度に学べるフレーズです。
表現のポイント
「have got to」は口語的でカジュアルなニュアンスを持ち、歌詞や日常会話ではよく登場します。一方でフォーマルな場面では「must」や「have to」が選ばれることが多いです。Bon Joviの歌詞では「切迫感」や「必死さ」を強調する効果があります。
日常会話での応用
例えば友達と励まし合うときに、
“We’ve got to keep trying.”(俺たちは挑戦を続けなきゃならない。)
のように使えば自然です。困難に直面している相手に「一緒に頑張ろう」という気持ちを伝えるときに役立ちます。
フレーズ2:It doesn’t make a difference if we make it or not.
日本語訳
成功しようがしまいが、大した違いはないんだ。
文法解説
ここでは「make a difference」という定番表現が使われています。これは「重要である、影響を与える」という意味を持ちますが、否定形になると「大した違いはない」というニュアンスになります。
続く「if we make it or not」は条件節。「make it」には「間に合う」や「成功する」という意味があり、ここでは「成功するかどうか」という比喩的な意味で用いられています。つまり全体で「成功してもしなくても関係ない」という解釈になります。
表現のポイント
「make it」は口語で非常に頻繁に使われる多義的表現です。日常会話では「会議に間に合う?」→“Can you make it?” のように予定に参加できるかを尋ねるときにも使われます。歌詞では「夢を叶える」という文脈で広がりのある表現となっています。
日常会話での応用
たとえば友達と挑戦について話すとき、
“It doesn’t make a difference if we fail. At least we tried.”
(失敗したって大したことじゃないよ。少なくとも挑戦したんだから。)
という風に、ポジティブな姿勢を伝えることができます。
フレーズ3:Take my hand, we’ll make it I swear.
日本語訳
俺の手を取れ、きっと乗り越えられると誓うよ。
文法解説
この文は命令文「Take my hand」で始まり、相手を鼓舞する強いメッセージになっています。続く「we’ll make it」は未来形で「俺たちはやり遂げる」という決意を表します。そして「I swear」は強調表現で、「誓うよ」と力強く約束するニュアンスです。
ここでも「make it」が再登場し、前のフレーズと一貫したテーマ(成功・困難を乗り越える)が強調されています。歌詞のリズムの中で「Take my hand」と「I swear」が対になっており、詩的な力強さを生んでいます。
表現のポイント
「I swear」は日常会話でも「本当だよ」「誓うよ」と強調したいときに使えます。ただし状況によっては大げさに聞こえるので、親しい間柄での強い約束や感情表現に適しています。
日常会話での応用
例えば友人を励ます場面で、
“Don’t worry, we’ll make it, I swear.”
(大丈夫だよ、俺たちはやり遂げる、誓うから。)
と使えば、心からの支えを示すことができます。
まとめ
Bon Joviの「Livin’ on a Prayer」は、ただのロックソングにとどまらず、英語学習に役立つ多彩な表現が詰まっています。今回取り上げた「We’ve got to hold on to what we’ve got」では義務表現と関係代名詞を、「It doesn’t make a difference if we make it or not」では否定形と条件節の組み合わせを、そして「Take my hand, we’ll make it I swear」では命令文と未来形、強調表現の活用を学ぶことができました。いずれのフレーズも日常会話に応用できる実用性が高いものです。
この曲を聴きながらフレーズを声に出して練習すれば、ロックの力強さとともに英語のリズムや表現を自然に身につけられるでしょう。学習にエネルギーを与えてくれるBon Joviの世界観を感じながら、ぜひ英語表現を自分のものにしてください。
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