- はじめに
- 意味について(歌詞フレーズ解説)
- 使い方のポイント
- まとめ
はじめに
ボカロ楽曲の中でも世界的な知名度を誇る Crusher-P feat. GUMI『ECHO』。
その独特のサウンドと英語歌詞のセンスは、ボーカロイド作品の枠を越えて多くのリスナーから支持され続けています。
本曲の大きな特徴は、全編が英語歌詞で構成されていること。
そして、その英語表現が非常に“生の感情”に近く、文法的にも日常英語でよく用いられる構造が多く含まれています。
今回はこの『ECHO』から、印象的な英語フレーズをピックアップし、
文法ポイント・語彙の使い方・表現が持つニュアンス
の3点を中心に解説していきます。
歌詞を理解しながら英語力も伸ばしたい方はもちろん、ボカロ好きで英語を学びたい方にもピッタリの記事です。
意味について(歌詞フレーズ解説)
“THE CLOCK STOPPED TICKING FOREVER AGO”
文法ポイント
この文は 過去形 と 副詞的表現 が組み合わさった構造です。
- stop ~ing:「〜するのをやめる」(動作の停止)
- ticking: tick(時計がチクタクと鳴る)の現在分詞
- forever ago:「とっくの昔に」。ago の前に副詞 forever を置いて強調している特殊表現
つまり文全体の構造は:
The clock stopped (doing something) + 時間表現
となっており、
「時計はチクタク鳴るのを、ずっと前にやめた」=「とっくに止まっている」
という意味になります。
英文例
The project stopped moving forward forever ago.
(その計画は、とっくの昔に進まなくなった。)
“I CAN’T GET A GRIP, BUT I CAN’T LET GO”
文法ポイント
ここでは2つの否定文が but で対比的につながれており、英語らしい歯切れのよい構造になっています。
- get a grip:「つかむ」→「自分を保つ」「冷静になる」
熟語としての意味が強い表現 - can’t get a grip:「(精神・状況を)つかめない」
- let go:「手放す」「解放する」
- can’t let go:「手放すことができない」
対比構造:
I can’t A, but I can’t B.
→「Aもできないし、Bもできない」という強いジレンマを表す。
英文例
I can’t get a grip, but I can’t let go of my past mistakes.
(冷静にはなれないけど、過去の失敗も手放せない。)
“WHY CAN’T I SEE ALL THE COLORS THAT YOU SEE?”
文法ポイント
この文は 疑問文 と 関係代名詞 が組み合わさった、少し高度な構造です。
- Why can’t I ~?:「なぜ私は〜できないの?」
感情的な問いかけを表す定番構文 - colors that you see:
- colors(先行詞)
- that you see(関係代名詞節)
→「あなたが見ている色」
全体の構造は:
Why can’t I + 動詞原形 + 先行詞 + 関係代名詞節?
となり、英語の典型的な「複合疑問文」と呼ばれる形です。
英文例
Why can’t I feel the excitement that everyone feels?
(みんなが感じるワクワクを、なぜ私は感じられないの?)
“WHAT THE HELL’S GOING ON?! CAN SOMEONE TELL ME PLEASE—”
文法ポイント
ここは口語英語特有の崩れた語順がポイントです。
What the hell is going on?
→ “the hell” が入ることで強い感情がこもった疑問になる。
そして次の文:
Can someone tell me please?
通常は please は文末に置くのが基本ですが、歌詞では感情の勢いをあらわすために tell me のあとに挿入されています。
英語では感情が強まると語順が変わることがあり、そうした“自然な崩れ”を学べる良い例です。
英文例
What the hell’s happening? Can someone explain it to me, please?
(いったい何が起きているんだ?誰か説明してくれないか。)
“MY ENEMY’S INVISIBLE, I DON’T KNOW HOW TO FIGHT”
文法ポイント
- enemy’s は enemy is の短縮
- invisible:「見えない」
- I don’t know how to fight:「どう戦えばいいかわからない」
ここでのポイントは how to + 動詞原形 の名詞句化構造。
how to fight → 戦い方
「〜の仕方が分からない」という定番構文がこちら:
I don’t know how to + 動詞原形
日常英語で非常によく使うので覚えておくと便利。
英文例
I don’t know how to fix this problem.
(この問題をどう解決すればいいかわからない。)
“I’M GONNA RUN AWAY NOW AND NEVER LOOK BACK”
文法ポイント
- gonna=going to の口語
- run away:「逃げる」「立ち去る」
- never look back:「決して振り返らない」
ここは意志を表す be going to の口語形「gonna」が使われていることが最大のポイント。
歌詞・会話・SNS では going to より圧倒的に使用頻度が高い。
また、
never + 動詞原形
という否定強調が使われており、「絶対に〜しない」という強い意志を表す。
英文例
I’m gonna change my lifestyle and never look back.
(生活を変えて、絶対に後戻りしない。)
使い方のポイント
- 『ECHO』の歌詞は感情表現が中心のため、語順の崩れや口語表現の多さが特徴
- “gonna” などの会話英語の要素がしっかり入っているため、実践的な英語が学べる
- 関係代名詞や複合疑問文など、文法的に高度な構造も自然な形で現れる
- 不定詞の名詞的用法(how to〜)など、英語学習者が必ず通るポイントが詰まっている
歌詞を読むだけで、教科書にない“リアルな英語感覚”が身につきます。
まとめ
Crusher-P feat. GUMI「ECHO」は、その独自の世界観だけでなく、英文法の宝庫ともいえる楽曲です。
- stop ~ing
- get a grip / let go
- 複合疑問文
- 関係代名詞
- how to 構文
- gonna(口語)
など、どれも日常英会話で頻繁に使われる重要表現ばかり。
歌詞を通して英語を読むと、単語の意味だけでなく「どう使われるのか」「どんなニュアンスがあるのか」まで自然に理解できるようになります。
英語学習と音楽鑑賞を一緒に楽しめるのが、英語ボカロ曲の魅力。
ぜひ他の英語ボカロ楽曲でも、同じように英文法を読み解く楽しみ方を広げていきましょう。
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