🎧 英語で読み解く:Crusher-P feat. GUMI「ECHO」歌詞から学ぶリアルな英文法

英語学習

はじめに

ボカロ楽曲の中でも世界的な知名度を誇る Crusher-P feat. GUMI『ECHO』
その独特のサウンドと英語歌詞のセンスは、ボーカロイド作品の枠を越えて多くのリスナーから支持され続けています。

本曲の大きな特徴は、全編が英語歌詞で構成されていること
そして、その英語表現が非常に“生の感情”に近く、文法的にも日常英語でよく用いられる構造が多く含まれています。

今回はこの『ECHO』から、印象的な英語フレーズをピックアップし、
文法ポイント・語彙の使い方・表現が持つニュアンス
の3点を中心に解説していきます。

歌詞を理解しながら英語力も伸ばしたい方はもちろん、ボカロ好きで英語を学びたい方にもピッタリの記事です。


意味について(歌詞フレーズ解説)

“THE CLOCK STOPPED TICKING FOREVER AGO”

文法ポイント

この文は 過去形副詞的表現 が組み合わさった構造です。

  • stop ~ing:「〜するのをやめる」(動作の停止)
  • ticking: tick(時計がチクタクと鳴る)の現在分詞
  • forever ago:「とっくの昔に」。ago の前に副詞 forever を置いて強調している特殊表現

つまり文全体の構造は:

The clock stopped (doing something) + 時間表現

となっており、
「時計はチクタク鳴るのを、ずっと前にやめた」=「とっくに止まっている」
という意味になります。

英文例

The project stopped moving forward forever ago.
(その計画は、とっくの昔に進まなくなった。)


“I CAN’T GET A GRIP, BUT I CAN’T LET GO”

文法ポイント

ここでは2つの否定文が but で対比的につながれており、英語らしい歯切れのよい構造になっています。

  • get a grip:「つかむ」→「自分を保つ」「冷静になる」
     熟語としての意味が強い表現
  • can’t get a grip:「(精神・状況を)つかめない」
  • let go:「手放す」「解放する」
  • can’t let go:「手放すことができない」

対比構造:

I can’t A, but I can’t B.

→「Aもできないし、Bもできない」という強いジレンマを表す。

英文例

I can’t get a grip, but I can’t let go of my past mistakes.
(冷静にはなれないけど、過去の失敗も手放せない。)


“WHY CAN’T I SEE ALL THE COLORS THAT YOU SEE?”

文法ポイント

この文は 疑問文関係代名詞 が組み合わさった、少し高度な構造です。

  • Why can’t I ~?:「なぜ私は〜できないの?」
    感情的な問いかけを表す定番構文
  • colors that you see:
    • colors(先行詞)
    • that you see(関係代名詞節)
      →「あなたが見ている色」

全体の構造は:

Why can’t I + 動詞原形 + 先行詞 + 関係代名詞節?

となり、英語の典型的な「複合疑問文」と呼ばれる形です。

英文例

Why can’t I feel the excitement that everyone feels?
(みんなが感じるワクワクを、なぜ私は感じられないの?)


“WHAT THE HELL’S GOING ON?! CAN SOMEONE TELL ME PLEASE—”

文法ポイント

ここは口語英語特有の崩れた語順がポイントです。

What the hell is going on?
→ “the hell” が入ることで強い感情がこもった疑問になる。

そして次の文:

Can someone tell me please?
通常は please は文末に置くのが基本ですが、歌詞では感情の勢いをあらわすために tell me のあとに挿入されています。

英語では感情が強まると語順が変わることがあり、そうした“自然な崩れ”を学べる良い例です。

英文例

What the hell’s happening? Can someone explain it to me, please?
(いったい何が起きているんだ?誰か説明してくれないか。)


“MY ENEMY’S INVISIBLE, I DON’T KNOW HOW TO FIGHT”

文法ポイント

  • enemy’senemy is の短縮
  • invisible:「見えない」
  • I don’t know how to fight:「どう戦えばいいかわからない」

ここでのポイントは how to + 動詞原形 の名詞句化構造。

how to fight → 戦い方

「〜の仕方が分からない」という定番構文がこちら:

I don’t know how to + 動詞原形

日常英語で非常によく使うので覚えておくと便利。

英文例

I don’t know how to fix this problem.
(この問題をどう解決すればいいかわからない。)


“I’M GONNA RUN AWAY NOW AND NEVER LOOK BACK”

文法ポイント

  • gonna=going to の口語
  • run away:「逃げる」「立ち去る」
  • never look back:「決して振り返らない」

ここは意志を表す be going to の口語形「gonna」が使われていることが最大のポイント。

歌詞・会話・SNS では going to より圧倒的に使用頻度が高い。

また、

never + 動詞原形

という否定強調が使われており、「絶対に〜しない」という強い意志を表す。

英文例

I’m gonna change my lifestyle and never look back.
(生活を変えて、絶対に後戻りしない。)


使い方のポイント

  • 『ECHO』の歌詞は感情表現が中心のため、語順の崩れや口語表現の多さが特徴
  • “gonna” などの会話英語の要素がしっかり入っているため、実践的な英語が学べる
  • 関係代名詞や複合疑問文など、文法的に高度な構造も自然な形で現れる
  • 不定詞の名詞的用法(how to〜)など、英語学習者が必ず通るポイントが詰まっている

歌詞を読むだけで、教科書にない“リアルな英語感覚”が身につきます。


まとめ

Crusher-P feat. GUMI「ECHO」は、その独自の世界観だけでなく、英文法の宝庫ともいえる楽曲です。

  • stop ~ing
  • get a grip / let go
  • 複合疑問文
  • 関係代名詞
  • how to 構文
  • gonna(口語)

など、どれも日常英会話で頻繁に使われる重要表現ばかり。

歌詞を通して英語を読むと、単語の意味だけでなく「どう使われるのか」「どんなニュアンスがあるのか」まで自然に理解できるようになります。

英語学習と音楽鑑賞を一緒に楽しめるのが、英語ボカロ曲の魅力。
ぜひ他の英語ボカロ楽曲でも、同じように英文法を読み解く楽しみ方を広げていきましょう。

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