はじめに 🌅
英語学習者が必ず一度つまずく 「rise」と「raise」。
スペルも発音も似ているため混乱しがちですが、実は 意味の中心がまったく違う ことを押さえておくと一気に使いやすくなります。
学校では「自動詞・他動詞」の説明だけで終わることが多いですが、実際には ニュアンス・場面・語源の違い を理解しておくと英作文でも会話でも迷いません。
この記事では、
意味 → 語源 → ニュアンス → 誤用例 → シーン別使い分け
の流れで、自然な英語を話すためのポイントを丁寧に解説していきます✨
意味について ✨
rise(自動詞)
自分の力で上がる/自然に上昇する ことを表します。
外から誰かが“上げる”必要はありません。
太陽が昇る、感情が高まる、気温が上がる、物価が自然に上がるなど、
主体の力が関わらない上昇 が「rise」です。
raise(他動詞)
誰かが何かを上げる、つまり 上昇させる「主体」が存在する ときに使われます。
手を挙げる、値段を上げる、税金を上げる、音量を上げる、子どもを育てる(レベルを上げる)など、
意図的な“操作”がある上昇 が「raise」です。
語源について 🌱
rise
古英語の rīsan(立ち上がる) が語源。
最初から「自然な上昇」を意味していた単語です。
raise
スカンジナビア語の reisa(持ち上げる) が由来。
こちらは明確に「何かを持ち上げる」という 他者の動作 を含んでいます。
語源の段階で、
自然に上がる(rise)
と
誰かが上げる(raise)
という差が完全に分かれていたわけです。
使い方のポイント 💡
The sun rises in the east.
東から太陽が昇る。
太陽が「誰かに持ち上げられる」ことはないため rise。
He raised his hand.
彼は手を挙げた。
主体が意図的に行う動作なので raise。
Prices are rising these days.
最近、物価が上昇している。
誰が上げているか特定できないので rise。
The government raised taxes.
政府は税金を引き上げた。
上昇を起こした主体が明確なので raise。
ニュアンスの違いをさらに詳しく 🌈
✔ rise のニュアンス
- 自然に上がる
- 外部からの操作がない
- 原因が曖昧または見えない
- 状態そのものが「上向きになる」
rise は「自分の力で上がる」というより、“自然とそうなる流れ” に任せて上がっていく感覚があります。
たとえば、気温、感情、景気、レベルなど、人間が直接コントロールできないものに使われることが多いのが特徴です。
The temperature is rising.
このとき、誰かが気温を操作しているわけではありません。
「放っておいても上に向かう」「自然の流れとして上昇している」――これが rise の本質です。
また、「成果が自然と出てきた」「練習の積み重ねが結果として表れつつある」など、
原因はあるけれど、主体が特定できない・意図的でない という場合にも rise が使われます。
例:
My confidence is rising.
(自信が湧いてきている/自然と高まっている)
これも “誰かが自信を上げてくれた” というより、
「状況や経験の積み重ねで自然と上がった」というニュアンスですね。
✔ raise のニュアンス
- 主体が存在する
- 意図的に上げる
- 調整する・操作する
- 力を加えて引き上げる
対して raise は、誰かが「上げよう」と意思を持って行動した結果の上昇 を表します。
「主体のエネルギーで持ち上げる」イメージが常に含まれています。
たとえば、
The government raised taxes.
これは政府が「税金を上げる」という明確な判断と行動をしているため raise が必須です。
さらに raise の重要な特徴として、
“レベルを意図的に上げる”=育てる、強める、促進する
という比喩的な使い方が幅広く存在します。
例:
They raised three children.
(彼らは3人の子どもを育てた)
これは単に「上げる」より、
「手をかけて引き上げる」=育て上げる という意味に派生しています。
また、声・価格・基準・質などにも応用可能で、
操作して上げるもの全般 に使えるのが raise の大きな特徴です。
例:
She raised her voice.
(彼女は声を大きくした)
ここには「意図的に声量を上げた」という主体の意思が存在します。
✔ rise と raise の差をひと言でまとめると?
rise:自然に上がる(内的・自動的)
raise:誰かが上げる(外的・意図的)
この違いは、単に「自動詞/他動詞」にとどまりません。
・上がる方向の決まり方
・誰が原因か
・意図があるか
・変化が自然か意図的か
など、文脈の“温度感” にも大きく影響します。
英語ではこの “自然 vs 操作” の区別が非常に重視されるため、
rise/raise の選択はネイティブにとって違和感の有無に直結します。
誤用例 ❌
× The sun raises at 6.
太陽は誰かに持ち上げられないため ×
→ The sun rises at 6.
× He rose his hand.
rise は自動詞なので目的語を取れない。
→ He raised his hand.
× The company’s costs rose by the CEO.
主体(CEO)がいるなら raise。
→ The CEO raised the company’s costs.
シーン別の使い分け 🎬
朝の描写
The sun rises.(自然)
He raised the blinds.(主体がブラインドを上げた)
レベル・成長
My English level is rising.(自然に伸びている)
My teacher raised my score.(上げた主体がいる)
数字の変化
Temperatures are rising.(自然に上昇)
The bank raised interest rates.(銀行が上昇させた)
まとめ 🔚
「rise」と「raise」はどちらも「上がる」「上げる」を扱う英単語ですが、
rise = 自然に上がる
raise = 誰かが上げる
という明確な軸を理解することで、英語の使い分けが非常に簡単になります。
ニュース、ビジネス、日常会話などあらゆる場面に出てくる基本語なので、ぜひ今回の記事をベースにしっかり整理してみてください✨
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