prevent / avoid の違い|行動を止めるニュアンス整理

英語学習

はじめに 🌟

英語で「〜を防ぐ」「〜を避ける」と言いたいとき、prevent と avoid のどちらを使えばよいか迷う人は多いはずです。どちらも日本語では似た意味に訳されますが、英語ではニュアンスが大きく異なります。特に prevent は“仕組みによって何かを起こらせない”という性質があり、avoid は“自分の行動によって距離を取る”という違いが明確です。この区別を理解すると、文章に説得力が増し、英語での表現が一段階自然になります。本記事では語源、使い分け、誤用しやすいポイントまで丁寧に整理し、両者を確実に使いこなせるように解説していきます。


意味と特徴

prevent の意味と特徴 🔒

prevent は「(対策によって)何かが起こるのを防ぐ」という意味です。ここで鍵になるのは、何らかの積極的な対策・仕組みが存在することです。ルール、設備、薬、制度など「起こるはずのことを未然に止める」力が働いています。
例:柵があるから入れない、ルールがあるから行動できない、薬があるから病気にならない――こうした状況では prevent が自然です。

avoid の意味と特徴 🚶‍♂️💨

avoid は「〜を避ける」「〜しないようにする」という意味で、自分の行動を変えたり、選択を変えたりして距離を取るニュアンスがあります。外部のルールや仕組みがなくても、自分の意思で避ければ avoid を使えます。心理的・日常的な文脈にもよく登場する表現です。


語源

prevent はラテン語 praevenire(先に行って妨げる)が語源で、「先回りして阻止する」という意味をそのまま引き継いでいます。一方 avoid は古フランス語 esvuider(空にする・遠ざける)から来ており、「対象から距離を置く」という現在のニュアンスにつながっています。語源レベルでも prevent は“阻止”、avoid は“回避”として明確に分かれています。


ニュアンスの違いをさらに詳しく 🌈

prevent は「外部の力」「仕組み」「対策」が中心にあるのに対し、avoid は「自分の動き」「心理的な回避」「選択」に重心があります。

prevent は、問題の発生そのものを“封じ込める”イメージです。もし対策がなければ起こるはずの行為や出来事を、先回りして止めるニュアンスが非常に強い単語です。そのため、安全、行政、科学、健康管理など、対策が前提の領域で頻繁に使われます。

一方 avoid は、状況そのものを変えるのではなく、自分がその状況に入らないよう行動を変えるイメージです。混雑を避ける、人を避ける、ジャンクフードを避けるなど、個人の判断による「距離を置く」動作が中心です。prevent のように外部の仕組みを必要としないため、より身近で柔軟な表現として使われます。


誤用しやすいポイント ⚠️

avoid を“対策がある状況”に使ってしまうケース

× The seatbelt avoids injuries.
シートベルトは「怪我を避ける」のではなく、「怪我を防ぐ」ための仕組みなので prevent が正しい。
○ The seatbelt prevents injuries.

prevent の構文ミス

prevent は prevent A from B(A が B するのを防ぐ)という形が必須。
× The rule prevents students cheating.
○ The rule prevents students from cheating.

avoid を他人の行動に使ってしまう

avoid は基本的に“自分が避ける”。他人の行動を止めるなら prevent。
× I avoided him from coming.
○ I prevented him from coming.


使い分けのポイント

使い分けの最重要ポイントは、「対策が存在しているか」と「誰の行動を止めたいのか」です。prevent は外部の力で“発生を阻止する”のに対し、avoid は“自分が避ける”動作に焦点があります。

たとえば、事故や病気を防ぐために特定の仕組みやルールが存在しているなら prevent を使います。
The new rule prevents accidents.
(新しいルールは事故を防ぐ。)

これは「ルール」という明確な対策があるからこそ prevent が自然です。

一方、avoid を使うのは、自分が行動を変えて問題に近づかないようにするときです。
I avoid driving during rush hour.
(渋滞時間帯の運転は避けている。)

ここでは、外部の仕組みではなく「自分が選んで回避している」ため avoid が最適です。

さらに、心理的な回避にも avoid はよく使われます。
She avoided answering the question.
(彼女はその質問に答えるのを避けた。)

一方で、特定の事象を起こさないように設定された物理的・制度的な対策がある場面では avoid を使うと不自然になり、prevent がベストです。
The medicine prevents infection.
(その薬は感染を防ぐ。)

このように、対策があるなら prevent、自分が避けるなら avoid という軸を意識すると使い分けが格段に正確になります。


まとめ ✨

prevent と avoid は一見似た表現ですが、「何を止めているのか」「誰の行動が中心になっているのか」によって明確に役割が分かれています。prevent は、対策や仕組みが働くことで何かの発生自体を阻止する表現であり、安全対策・制度・設備など、外部の力が中心となる文脈で使われます。一方 avoid は、自分の判断や選択によって問題を避けたり、行動を変えたりする場合に自然で、日常会話でも頻繁に登場します。この違いをしっかり把握しておくことで、英語の文章や会話がより精密になり、伝えたい意図を誤解なく届けることができます。

さらに、prevent には構文ルールがあり、avoid は本質的に「自分の行動に使う」という特徴があるため、ここを間違えると不自然な英文になることもあります。状況に“対策”があるのか、自分が単に“避けている”だけなのかを判断基準にすれば、両者を自然に選び分けることができます。防ぐのか、避けるのか――その違いを理解すると、英語での表現力は確実にワンランク上がります。

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