はじめに 🌟
英語の go と come はどちらも “行く・来る” を表す基本動詞ですが、じつは英語話者にとってははっきりとした使い分けがあります。日本語だとどちらも「行く」「来る」で訳される場面が多いため、誤解しやすいのが難点です。
しかし、この2つの本質的な違いはとてもシンプルで、基準となる「場所」がどこにあるか を理解すると一気にスッキリします。この記事では、意味と特徴、語源、ニュアンス差、誤用しやすいポイント、そして最も大事な“使い分けのコツ”を例文つきで丁寧に整理していきます。
英会話でも海外旅行でも必ず役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
意味と特徴 ✨
go の意味と特徴
go は 話し手が現在いる場所から離れてどこかへ移動する という動きを表します。
目的地へ向かっていく方向性が強く、「今いる場所 → 別の場所」というイメージが基本です。
例文:
I will go to the station.
(私は駅へ行く。)
この例では、話し手は今“駅にいない”ため go を使うのが自然です。
come の意味と特徴
come は 話し手、または聞き手がいる(あるいはいる予定の)場所に向かって移動する という動詞です。
相手や自分に“近づいてくる”ニュアンスがあり、「こちら側に向かう動き」を意味します。
例文:
Can you come to my house?
(私の家に来られる?)
この場合、「相手がこちら側に向かってくる」という意識で come が選ばれています。
語源から見る違い 📚
go の語源はゲルマン語にあり、「進む」「旅する」など目的地に向かって離れていくイメージが元になっています。
come は古英語の cuman(到着する・やってくる)が語源で、基準点に向かって動いてくる というニュアンスが強く残っています。
語源の段階から、すでに「離れていく go」「こちらへ来る come」の役割が明確に分かれているのが分かります。
類義語との比較 ✏️
go に近い単語
head(向かう・進む)、depart(出発する)
例:
We will head to the airport soon.
(私たちはまもなく空港へ向かう。)
come に近い単語
arrive(到着する)、approach(近づく)
例:
He arrived at the hotel at 8.
(彼は8時にホテルに到着した。)
どちらもニュアンスの方向性が「離れる vs 近づく」でしっかり分かれることが見えてきます。
ニュアンスの違いをさらに詳しく 🌈
go は「今の場所」から離れることが前提であり、話し手の視点が中心です。自分がいる場所から離れた目的地へ向かうイメージのため、感覚的には“外へ出ていく”動き。場所がどこであれ、「そこに自分(または聞き手)がいない」という前提が大きなポイントです。
例:
I’m going to the office now.
(今、オフィスに行きます。)
→ 話し手はオフィスにいない。
一方、come は「話し手・聞き手」を基準にした動きで、対象が自分や相手に向かって“近づいてくる”印象を持ちます。
特に英語話者は自分の居場所だけでなく、聞き手がいる場所を基準に come を使う ことが多い点が、日本語話者にとっての落とし穴になりがちです。
例:
I’ll come to your party.
(あなたのパーティーに行くよ。)
→ 「あなた(聞き手)が基準」なので come を使用。
このように、go と come の違いは単なる動きではなく、「視点の位置」が大きく関わっているのがポイントです。
誤用しやすいポイント ⚠️
もっともよくある間違いは、“I’ll come there.” と言ってしまうこと です。
❌ I’ll come there.
(英語では不自然)
come を使うには、話し手または聞き手が “there” にいる必要があります。しかし多くの場合、そこに話し手も聞き手もいないため come は使えません。
⭕ I’ll go there.
(そちらへ行きます。)
もうひとつ、英語では聞き手の場所を基準に come を使う習慣があるため、日本語の感覚で go を選んでしまうミスもあります。
例:
❌ I’ll go to your house later.
→ 意味は伝わるが、英語の自然さとしてはもう一歩。
⭕ I’ll come to your house later.
→ 聞き手がそこにいるため come が自然。
英語は「誰を基準にするか」が非常に重要なのです。
使い分けのポイント 🎯
go と come を使い分ける最大のコツは、“基準点” をどこに置くか決めること です。
もしあなたが向かう先に、話し相手がいるなら come が自然。逆に、そこに誰もいない・聞き手もいない場所へ向かうなら go を使うと自然に聞こえます。
例:
I’ll go to the library this afternoon.
(今日の午後、図書館へ行く。)
→ 図書館には話し手も聞き手もいないため go。
例:
Are you coming to the meeting?
(会議に来る?)
→ 聞き手がその会議に出席している/出席する予定。
また、招待の表現では come がよく使われます。理由は、イベントの主催側・参加側を “基準点” として捉えるためです。
例:
Come join us!
(参加しに来て!)
ニュアンスとしては “こちら側へ来る” イメージを強く持つため、go では不自然になります。
「今どこに “視点” を置いて話しているのか」を意識するだけで、英語の go と come の選び方が劇的にスムーズになります。
まとめ ✨
go と come の違いは、どちらも「行く」「来る」と訳せるため混乱しやすいものの、核心は非常にシンプルです。go は話し手が今いる場所から離れて目的地へ向かう動きを表し、come は話し手または聞き手のいる(またはいる予定の)場所へ向かう動きを示します。動きそのものよりも、視点となる場所がどこにあるか によって自然な選択が決まります。
この基準を理解しておくと、日常会話はもちろん、招待・案内・予定の説明などで自然で正確な英語が使えるようになります。特に英語では聞き手の場所を基準に come を使う文化があるため、日本語の「行く・来る」と一致しない場面が多い点に注意が必要です。
go と come を使いこなせると、英語の移動表現が一気に自然に聞こえるようになり、コミュニケーションの流れも滑らかになります。今日から会話の中で意識して運用してみてください。
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