はじめに
買い物や契約、サービスの支払いなどで使う「値段」を表す英語は price / cost / fee の3つがあり、日本語ではどれも「値段」と訳されがちです。しかし、それぞれ意味やニュアンスが異なるため、混同すると不自然な表現になりやすいです。
price は商品の販売価格、cost は支払うための費用や原価、fee はサービスや権利に対する料金という違いがあります。日常会話やビジネス文章で自然に使い分けるためには、それぞれの特徴を理解することが大切です。
price の意味と特徴
price は商品やサービスが売られる際の「販売価格」を指します。店頭での値札や広告、販売時の価格表示に使われることが多いです。
price の使用例
The price of this laptop is $1,200.
(このノートパソコンの値段は1,200ドルです)
Prices have gone up due to inflation.
(インフレのため、価格が上がった)
What’s the price of admission to the museum?
(この美術館の入場料はいくらですか?)
price は主に販売される商品やサービスの値段を指し、原価や手数料は含まれません。
cost の意味と特徴
cost は「支払うために必要な費用や原価」を意味します。購入者が負担する金額や、企業側の生産原価などを表す場合に使います。
cost の使用例
The project will cost $5,000 to complete.
(そのプロジェクトを完了するには5,000ドルかかる)
The production cost of this chair is $50.
(この椅子の製造原価は50ドルです)
It costs a lot to maintain a car.
(車を維持するには多くの費用がかかる)
cost は price と違い、支払いや原価、経費という観点から金額を捉える表現です。
fee の意味と特徴
fee は「サービスや権利、使用に対する料金」を意味します。学費や入場料、専門家の報酬などに使われることが多いです。
fee の使用例
The doctor charges a consultation fee of $100.
(その医者は診察料として100ドル請求する)
You need to pay a registration fee to join the course.
(その講座に参加するには登録料が必要です)
Parking fees are required in this area.
(このエリアでは駐車料金が必要です)
fee はサービスや権利に対して支払うお金を表すのが特徴で、商品自体の価格とは区別されます。
語源から見る違い 📚
- price:古フランス語 pris「価値、価格」が語源。販売価格を指す。
- cost:ラテン語 constare「値する、費用がかかる」が語源。支払うための費用・原価を意味。
- fee:古英語 feoh「家畜、財産」が語源。財産としての支払い、報酬を意味。
語源からも、price は販売価格、cost は支払いや原価、fee はサービスや権利に対する金銭を示すことが理解できます。
ニュアンスの違いをさらに詳しく 🌈
price は店頭や広告で表示される「販売価格」、cost は購入や生産にかかる「実際の費用」、fee はサービスや権利に対する「料金」と覚えると分かりやすいです。
ニュアンス例
- product price → 商品の販売価格
- manufacturing cost → 製造原価
- service fee → サービスや専門家への支払い
この違いを意識するだけで、会話やビジネス文書での表現が自然になります。
誤用しやすいポイント ⚠️
- price を費用や原価の意味で使う → 不自然
- cost を販売価格の意味で使う → 堅苦しく聞こえる
- fee を商品価格に使う → 文脈によって違和感
誤用例:
❌ The cost of this laptop is $1,200. → 正:The price of this laptop is $1,200.
❌ What is the fee to produce this chair? → 正:What is the cost to produce this chair?
❌ The fee of this book is $20. → 正:The price of this book is $20.
使い分けのポイント 🎯
販売価格を示したい場合は price、購入や生産にかかる費用を示したい場合は cost、サービスや権利に対する料金を示したい場合は fee と使い分けます。文脈によって選ぶことで、文章や会話が自然になり、誤解を避けることができます。
例文:
The price of the smartphone is $800, but the production cost was only $500.
(スマホの販売価格は800ドルだが、製造原価は500ドルだった → price と cost の使い分け)
You need to pay a service fee when booking online.
(オンライン予約時にはサービス料が必要です → fee の典型例)
まとめ ✨
price / cost / fee はどれも「お金に関する表現」ですが、文脈や対象によって使い分けが必要です。price は販売価格、cost は支払いや原価、fee はサービスや権利に対する料金を表します。
この違いを理解して使い分けることで、会話や文章がより自然になり、ビジネスや日常生活でも正確に意味を伝えることができます。英語で「値段」や「料金」を表す際は、どの角度から金額を捉えるかを意識し、price, cost, fee を適切に使い分けることが重要です。
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