That’s on you. は責任押し付け?|直接言わない英語の厳しさ

英語学習

はじめに

英語には、表面上はシンプルでも、言われると強烈な心理的インパクトを与えるフレーズがいくつも存在します。その中でも That’s on you. は特に“英語の情緒”を象徴する表現と言えます。

直訳すれば「それはあなたの上にある」、すなわち「あなたの責任」という意味ですが、実際にはもっと深い感情が流れています。
相手の選択や行動に起因する結果を冷静に指摘しながらも、どこか突き放すような距離感があり、言われた側は強めのプレッシャーを感じることも。

今回の記事では、この表現がなぜ強く響くのか、文法的な背景から、似た表現との微妙な違い、日常での使用例まで徹底解説していきます。英語の「責任の示し方」を理解したい人には非常に役立つ内容です。


意味について

That’s on you. の核心は “責任の所在を明確にする” という点にあります。しかしその伝わり方は単なる事務的な指摘ではなく、以下のようなニュアンスが重なります。

  • 「その結果はあなた自身の判断が生んだものだ」という冷静な突きつけ
  • 「私は関与しない」という距離を明確にする態度
  • 呆れや失望を含む場合も多い
  • 相手に“自覚”を求める圧力がある

例文:
I warned you not to trust him, and now look what happened. That’s on you.
(彼を信用するなって言ったよね。ほら、こうなった。これはあなたの責任だよ。)

例文:
If you miss the deadline again, that’s on you, not the team.
(また締め切りに遅れたら、それはあなたの責任であってチームの責任じゃない。)

このように、相手に責任を返すだけでなく、話者が一歩距離を置き、その場から“引く”姿勢が表れます。


語源

英語では on + 人 の形が長く「責任」「負担」「義務」を意味してきました。

例:
Dinner is on me.(夕食は私のおごり → 私が負担する。)
The decision is on you.(判断はあなたに委ねられている。)

“on” には「上に乗っている」「負担として乗っている」というイメージがあり、その感覚が That’s on you. に直結しています。
単語はシンプルですが、英語話者にとっては「責任の重みの所在」を表す自然な表現なのです。


類義語

You asked for it.

相手の行動が招いた結果であることを示す表現。
やや皮肉度が強く、感情的にもチクリと刺すニュアンスがある。

例文:
You kept ignoring the warnings. You asked for it.
(警告を無視し続けたのはあなたでしょ。自業自得だよ。)

You made your bed.

「自分でベッドを整えた」→「自分で決めたことの結果を受け入れろ」という比喩的表現。
英語圏ではよく使われる“責任を受け入れろ”の婉曲表現。

例文:
You made your bed, so you have to lie in it.
(自分でやったことなんだから、責任は自分で取らないと。)

That’s your problem.

最も突き放した言い方。
問題を完全に相手側に投げ返す形で、感情的距離が非常に大きい。

例文:
You forgot your passport? That’s your problem.
(パスポート忘れた?それはあなたの問題だよ。)

That’s on you. はこの中間であり、皮肉よりも“責任の所在提示”が核になっています。


使い方のポイント

感情量によって響き方が変わる

怒りを含めても、淡々としていても、基調は共通して「責任はあなた」というメッセージ。
言い方を強めると攻撃的に、軽く言うと諭すように聞こえます。

例文:
Well, you chose to ignore the advice. That’s on you.
(助言を無視したのはあなたでしょ。だからあなたの責任だよ。)

ビジネス場面での使用は注意

直接的すぎて相手を傷つける可能性が高い表現です。
職場で使うと「責任放棄」「冷たい人」という印象を与えるため、使わない方が無難です。

友達同士でも距離感が残る

カジュアルに冗談っぽく言うこともありますが、根底の“突き放し感”は完全には消えません。

例文:
If you want to date him again, fine. But if your heart gets broken, that’s on you.
(また彼と付き合いたいならいいけど、傷ついてもそれは自分の選択だよ。)


まとめ

That’s on you. は、英語の「責任の提示」と「心理的距離」の両方が組み合わさった、とても特徴的な表現です。
単に「あなたの責任」という意味を超え、
“私は関与しない。結果を受け取るのはあなた自身だ”
という冷静で厳しいメッセージを伝えます。

語源の on + 人 の構造を理解すると、なぜネイティブがこのフレーズを自然に使うのかが見えてきます。また類義語との比較を通して、距離感・皮肉度・冷たさの違いも理解しやすくなります。英語の微妙な心理表現をつかむ上で非常に重要なフレーズなので、ぜひ感覚として覚えておきましょう。

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