報告書を綺麗に見せるテクニック

講座

初めに

 社会人になると、避けては通れない報告書。先輩や上司から「この間の協議を報告書にまとめておいて」なんて言われることありませんか。「わかりました」と答えたけれど、実際にどうやってまとめたらいいんだろう? 何を書いていいか分からない。そんなあなたのために、この記事では、初めて報告書を書く。報告書を書くのが億劫だ。というあなたのため、報告書を書くコツ、テクニックについてまとめています。

HARU
HARU

出張先食べたラーメンおいしかったから報告書に書きたい

PENくん
PENくん

報告書を上げるチームの雰囲気にもよるな。

報告書の書き方

必要な記載事項について

 報告書を書くにあたり、以下の3つは必須となるので冒頭にまとめましょう。

・タイトル
 会議、出張、研修などの名称を記載します。

・日時
 その会議がいつからいつまであったかを記載します。

・出席者
 自分だけではなく、出席したすべての人を記載してください。報告書によっては、10年後でも確認される可能性があります。誰がいたのか。誰が発言したのかは非常に重要な情報です。少人数の場合は出席者の頭に〇や△を付け、協議で誰の発言だったか記載する方法もあります。
 人数が多い研修などでは別紙参照とし、出席者名簿を別添するのが一般的です。

タイトル 第3回〇〇会議報告、新規採用職員研修報告 
日 時  令和6年7月31日13:30~16:00
参加者  ●HARU 〇PEN君

(報告書中の書き方)
出張先で食べたラーメンがおいしかったから報告書に書きたい。
〇報告書を上げるチームの雰囲気にもよる。




結論は最初に記載する

 報告では、結論が一番重要です。きめ細やかな報告は親切ですが、上司は「で、どうだったの?」が一番知りたいポイントです。必要な記載事項が書き終わった後は、まず初めに結論を書きましょう。結論に至るやり取りは後段に記載してください。
 研修の場合は、どういったことを学んだか。合否がある場合は合否の結果を記載しましょう。

(例)協議の場合
協議の結果、議題1については、〇月△日までにランニングコストを整理し、再度協議することとなった。議題2については、本社提案の通り進める。

(例)研修の場合
本研修に参加し、意識不明者がいる場合、迷うぐらいならすぐに110番したほうがいいことを学んだ。研修の最後に、応急対応試験があり、試験に合格した。

報告は議題ごとにまとめる

 協議の内容が一つだけならいいですが、何個も協議する内容がある場合は、議題ごとに発言のあった内容をまとめましょう。発言は誰が言ったかも重要なポイントなので押さえておきましょう。
 資料がある場合、資料中の重要なポイントは議題項目の頭に記載して、協議の前提条件が目で分かるようにしておくと、すっきりします。

(例)
(議題1)イベントの内容について
全員参加できる種目であること、ルールがわかりやすいことが前提で協議を行った。
〇提案のあった縄跳びについて、悪くはないが盛り上がりに欠ける。候補にあがっていたバレーボールのほうが良い。
●その場合、準備に時間がかかり、体育館の貸出時間内に終わるか不明。また高齢者が参加できないのではないか。

報告書を綺麗に見せるテクニック

文字のフォントを変える

 お薦めは、タイトルを「MSゴシック」、本文を「MS明朝」です。明朝体を太字にするよりも綺麗に見えます。以下のような見栄えになり、視覚的に目に入りやすいです。以下の文では、「結論」「内容」「(議題1)運動会の種目について」がMSゴシック、その他がMS明朝です。

段落を作る

 研修では、研修のテーマがいくつかに分かれていることが多いです。その研修のテーマごとに段落を作ることで見やすくなります。

箇条書きは案外便利

 ワードの機能についている箇条書き。「・」←これを使ってもいいですが、箇条書きの機能の中にはオシャレで使い勝手のよい記号もあります。私はこの△マークをよく使っています。

いい報告書を書くには

 最後に、報告書を書く上で意識しておくことです。

 まずは会議や研修において、自分が報告書を書くとしたらどういうことを書こうか。と頭の片隅に入れておいてくださいすると、「あっ、今の発言は報告書に記載したほうがいいな」とか、「今のは追加情報として記載しておこう」とか思えるようになります。

 次に、「鉄は熱いうちに打て」です。会議が終わってからできればその日のうちにレイアウトはめちゃくちゃでもいいので書く内容をまとめましょう。今日は他の仕事がある。明日の午後から。。。なんてしているうちにどんどん内容を忘れてしまい書けなくなってしまいます。

 最後です。移動、昼ご飯の時間を無駄にしないでください。特に出張では、上司の方と行動を共にすることがほとんどだと思います。会議後、上司と職場まで戻る車の中ででも「さっきの会議の●●さんの発言ってこういう意味であってますか?」とか、上司に確認できる貴重な時間です。大事にしてください。

 以上です。いかがでしたでしょうか。今回は報告書の書き方についてまとめました。億劫な報告書作成を得意にして、がんがん書き上げてください!

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