「rain cats and dogs 」イラスト付き意味解説

英語学習

意味と使い方

土砂降り

 「土砂降りの雨が降る」という意味のイディオムです。とても激しい雨のことを表現しています。

It’s raining cats and dogs! Don’t forget your umbrella.

(土砂降りの雨が降ってるよ!傘を忘れないで。)

We had to cancel the picnic because it started raining cats and dogs.

(土砂降りになったので、ピクニックを中止しなければならなかった。)

語源についての説

 この表現の正確な由来ははっきりしていませんが、いくつかの説があります。

北欧神話や古い迷信

 昔は、猫は強風、犬は嵐や雷の象徴とされていたため、激しい天気を「cats and dogs」で表したという説。

古英語の表現

 古い詩や文章では、犬や猫が空を飛んで嵐を表現する比喩が使われていたことから、そこに由来している可能性があると言われています。

補足(猫が強風、犬は嵐や雷ってなんで?)

 猫や犬がそれぞれ強風や雷嵐のイメージと関連付けられる理由には、歴史的・文化的な背景がいくつかあります。それぞれの動物が持つ象徴的なイメージや神話、迷信が関係していると考えられています。

猫と強風

1. 北欧神話との関係
 北欧神話では、猫は嵐や風に関連付けられることがあります。例えば、豊穣と魔術の女神フレイヤは猫が引く戦車を乗り物としていました。このため、猫が自然の力、特に風の象徴とされた可能性があります。

2. 猫の神秘的な性質
 歴史的に、猫は神秘的で気まぐれな動物と見なされてきました。その動きや習性が風の予測不能さと似ていると感じられ、強風や変わりやすい天気を象徴するようになったとも言われています。

3. 迷信や民間信仰
 ヨーロッパの一部では、猫が悪天候や災いを招くという迷信がありました。例えば、黒猫が嵐の前兆とされることもありました。こうした迷信が「猫=天候」のイメージを強化した可能性があります。

犬と雷・嵐

1. 北欧神話の犬と雷神トール
 北欧神話では、雷の神トールが嵐を司る存在として知られており、トールに関連する動物として犬やオオカミがしばしば登場します。犬の遠吠えや吠える声が雷鳴を連想させるため、犬が嵐のイメージと結びつけられたのかもしれません。

2. 犬の力強い存在感
 犬は古くから人間の伴侶であり、忠誠心や力強さの象徴とされてきました。雷や嵐の激しさを犬の強さになぞらえた可能性があります。

3. 犬の鳴き声と雷の類似性
 犬が吠える声の低さや響きが、雷鳴の音と結びつけられることで、嵐を連想させるようになったとも考えられます。

HARU
HARU

強風の日は危ないから室内がいい。

PENくん
PENくん

HARUは猫っぽくない。




類義語

 It’s pouring (down).
 (激しい雨が降っている。)
 例: Take your umbrella; it’s pouring outside.

 It’s coming down in buckets.
 (バケツをひっくり返したように降っている。)
 例: We couldn’t play soccer because it was coming down in buckets.

 It’s a torrential rain.
 (豪雨だ。)
 例: Driving was difficult because of the torrential rain.

 The heavens opened.
 (天が裂けたかのような雨。)
 例: We were enjoying the sunny weather until the heavens opened.

 It’s raining heavily.
 (土砂降りだ。)
 例: The rain was so heavy that we couldn’t see the road ahead.

使い方のポイント

 「rain cats and dogs」、この表現は古風で、最近はあまり日常会話では使われませんが、文学や学習の場ではよく出てきます! カジュアルな表現とフォーマルな表現を使い分けながら覚えると便利です!

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