stab A in the back の意味とは?
stab A in the back は、「A を裏切る」「A を陰で陥れる」という意味の英語のイディオムです。信頼していた相手から予期せぬ裏切りを受けたときに使われる、非常に強い表現です。
日本語にすると、
- 裏切る
- 陰で悪口を言う
- 陰謀を企てる
- 味方のふりをして裏で攻撃する
といったニュアンスになります。
特に「信頼していた相手からの裏切り」という点が重要で、単なる対立や喧嘩ではなく、「味方だと思っていたのに…」というショックや痛みを伴う状況で使われます。
例:
I trusted him completely, but he stabbed me in the back.
(私は彼を完全に信頼していたのに、裏切られた。)
stab A in the back の例文
信頼していた相手に裏切られる
She thought they were friends, but they stabbed her in the back.
(彼女は彼らを友達だと思っていたが、裏切られた。)
友情関係での裏切りを表す典型的な使い方です。
ビジネスでの裏切り
He stabbed his partner in the back by taking all the credit.
(彼はすべての功績を自分のものにして、パートナーを裏切った。)
職場やビジネスの場面でもよく使われます。
受動態で使う場合
I was stabbed in the back by someone I trusted.
(私は信頼していた人に裏切られた。)
「誰に裏切られたか」を強調したいときに便利です。
語源とイメージ
stab は「刺す」、in the back は「背中に」という意味です。背中は人間の身体の中でも「無防備な部分」であり、そこを刺されるというのは「不意打ち」「信頼していた相手からの攻撃」を象徴します。
このイディオムは、古代ローマのユリウス・カエサル暗殺事件と関連づけられることが多いです。カエサルは元老院議員たちに囲まれ、背後から複数回刺されて殺害されました。その中には親友とされるブルータスも含まれており、カエサルが「ブルータス、お前もか」と言ったという逸話は有名です。
この事件が象徴するのは、
- 信頼していた相手からの裏切り
- 味方だと思っていた人からの攻撃
- 予期せぬ背後からの一撃
であり、stab in the back の比喩的意味と非常に強く結びついています。
イラストでは、信頼していた友人や同僚が背後から刺す様子が描かれています。ナイフは単なる武器ではなく、「裏切り」「欺瞞」「陰謀」を象徴する形になっており、暗い背景が裏切りによるショックや痛みを強調しています。

類義語とニュアンスの違い
betray A(A を裏切る)
最も一般的な「裏切る」。感情的な裏切りから、秘密を漏らす行為まで幅広く使えます。
double-cross A(A を裏切る、裏で騙す)
計画や約束を裏で破る、二重に騙すというニュアンス。犯罪映画やドラマでよく登場します。
sell A out(A を売る、密告する)
仲間を裏切って情報を売る、当局に密告するなど、より具体的な裏切り行為を指します。
stab A in the back は、これらの中でも「信頼していた相手からの裏切り」という感情的な痛みが最も強い表現です。
使い方のポイント
人を主語にして使うことが多い
He stabbed me in the back.
(彼は私を裏切った。)
裏切った主体を明確にするため、人を主語にするのが一般的です。
受動態でもよく使われる
I was stabbed in the back by someone I trusted.
(私は信頼していた人に裏切られた。)
裏切られた側のショックを強調したいときに便利です。
ビジネスや友人関係での裏切りに使われる
職場での功績の横取り、秘密の暴露、陰口、チーム内の裏切りなど、信頼関係を壊す行為を表すときに自然です。
非常に強い表現であることに注意
stab は「刺す」という暴力的な動詞なので、比喩とはいえ強い印象を与えます。軽い裏切りには使わず、深刻な裏切りに限定するのが自然です。
誤用しやすいポイント
単なる喧嘩や対立には使わない
stab A in the back は「味方のふりをして裏で攻撃する」ことを指します。正面からの対立や意見の違いには使いません。
「偶然のミス」は裏切りではない
意図せず起きたミスや誤解は stab in the back には該当しません。
暴力の意味では使わない(比喩表現)
実際に刺す行為を指す場合は stab だけで表現します。stab in the back は比喩的な裏切りを意味します。
ネイティブが使う場面
- 友人に秘密を漏らされたとき
- 同僚に功績を横取りされたとき
- 恋人に裏で浮気されていたとき
- チームメンバーが裏で上司に密告したとき
- 政治的・組織的な裏切りを語るとき
会話例(少し長め)
A: Did you hear what Mark did?
B: No, what happened?
A: He told the boss that the mistake was my fault, even though he caused it.
B: Wow… he really stabbed you in the back.
日本語訳:
A:マークが何したか聞いた?
B:いや、何があったの?
A:彼がミスをしたのに、上司には私のせいだって言ったんだよ。
B:うわ…それ完全に裏切りじゃん。
追加例文
1. I can’t believe she stabbed me in the back after everything I did for her.
(あれだけ彼女のためにしてきたのに、裏切られるなんて信じられない。)
2. The team felt betrayed when their leader stabbed them in the back.
(リーダーに裏切られて、チームは深く傷ついた。)
3. He stabbed his coworkers in the back to get a promotion.
(昇進するために、彼は同僚たちを裏切った。)
まとめ
- stab A in the back は「A を裏切る」「陰で陥れる」という強い意味のイディオム
- 信頼していた相手からの裏切りを表すときに使う
- 語源は「背中を刺す」というイメージやカエサル暗殺と関連
- betray / double-cross / sell out などの類義語より感情的な痛みが強い
- ビジネス・友情・チーム内の裏切りなど幅広い場面で使われる
stab A in the back は、英語で「信頼していた相手に裏切られる」という深いショックを表すのに最適な表現です。強い言葉なので、使う場面を選びながら自然に使いこなしてみてください。
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