eat up の意味とは?
eat up は、「完全に食べる」「資源を消費する」「情報や賞賛を喜んで受け入れる」という複数の意味を持つ句動詞です。基本の意味は「食べる」ですが、up が加わることで「完全に」「徹底的に」というニュアンスが強まり、そこから比喩的な意味が広がっています。
日本語にすると、
- 残さず食べる、平らげる
- (資源・時間を)食いつぶす
- (情報・賞賛を)喜んで受け入れる、夢中になる
といったニュアンスになります。
eat up は日常会話でもビジネスでも使える便利な表現で、文脈によって意味が大きく変わるため、使いこなせると英語の表現力がぐっと広がります。
eat up の例文
(食べ物を)残さず食べる、平らげる
Eat up your vegetables before they get cold.
(野菜を冷める前に全部食べなさい。)
食事の場面でよく使われる表現で、特に子どもに対して「全部食べなさい」と言うときに自然です。
(資源や時間を)大量に消費する
The new project is eating up all our budget.
(新しいプロジェクトが予算を食いつぶしている。)
時間・お金・エネルギーなど、有限の資源がどんどん消えていくイメージです。
(情報や賞賛を)喜んで受け入れる、夢中になる
She ate up all the compliments he gave her.
(彼女は彼の褒め言葉を嬉しそうに聞いていた。)
「褒め言葉を貪るように受け入れる」という比喩的な意味です。
語源とイメージ
eat は「食べる」、up は「完全に」「徹底的に」という意味を持つ副詞です。eat up は直訳すると「完全に食べる」であり、そこから派生して「完全に使い切る」「完全に吸収する」という意味が生まれました。
なぜ「喜んで受け入れる」という意味になるのか?
eat up が比喩的に使われる背景には、英語の「食べる」という行為の象徴性があります。
「食べる」=「吸収する」
食べ物を体に取り込むように、情報や賞賛を心に取り込むイメージです。
食べ物を「すっかり食べる」=情報や褒め言葉を「すっかり受け入れる」
「がっついて食べる」=「熱心に受け入れる」
人が食べ物をガツガツ食べる様子は、知識や褒め言葉を貪るように吸収する姿と重なります。
「食べることは快楽」=「喜んで受け入れる」
美味しい食事を楽しむように、褒め言葉や面白い話を楽しむイメージが eat up に反映されています。
イラストでは、中世の饗宴で食事を貪る人が前景に描かれ、背景には現代の人が本やメディアから知識を吸収している様子が描かれています。これは eat up の「物理的な食べる」と「比喩的な吸収する」の両方を象徴しています。

類義語とニュアンスの違い
食べ物を全部食べる
- finish off: 最後まで食べ切る
- devour: がつがつ食べる(勢いが強い)
- gobble up: 急いで食べる、がつがつ食べる
eat up は「完全に食べる」という意味で、子どもに言うときに特に自然です。
資源を消費する
- consume: 消費する(フォーマル)
- use up: 使い果たす
eat up はより口語的で、感情的なニュアンスがあります。
情報を吸収する
- soak up: 情報・雰囲気を吸収する
- take in: 理解して受け入れる
eat up は「夢中で受け入れる」「喜んで吸収する」というポジティブなニュアンスが強いです。
使い方のポイント
「eat up + 名詞」で「〜を食べ尽くす」
The kids ate up all the cookies in no time.
(子どもたちはあっという間にクッキーを全部食べてしまった。)
命令形でよく使われる
Eat up your vegetables before they get cold!
(冷める前に野菜を全部食べなさい!)
家庭でよく聞くフレーズです。
比喩的な意味では文脈が重要
The project ate up all our time and resources.
(そのプロジェクトは私たちの時間と資源をすべて消耗した。)
She loves compliments and eats them up.
(彼女は褒め言葉が大好きで、それを喜んで受け入れる。)
「食べる」意味と混同しないように、文脈で判断します。
誤用しやすいポイント
「eat up」は必ずしもポジティブではない
資源を食いつぶす場合はネガティブな意味になります。
「eat」だけでは比喩的な意味にならない
eat up の up が「完全に」「徹底的に」という意味を作っています。
「eat out」「eat in」と混同しない
eat out=外食する
eat in=家で食べる
eat up は全く別の意味です。
ネイティブが使う場面
- 子どもに「全部食べなさい」と言うとき
- プロジェクトが予算を食いつぶしているとき
- 誰かが褒め言葉に弱いとき
- 新しい情報を夢中で吸収しているとき
- 時間がどんどん消えていくとき
会話例(少し長め)
A: How’s the new marketing campaign going?
B: Honestly, it’s eating up all our time and budget.
A: Wow, that sounds rough. Is it at least effective?
B: Yeah, the audience is eating up the content, so it might be worth it.
日本語訳:
A:新しいマーケティングキャンペーンはどう?
B:正直、時間も予算も全部食いつぶされてるよ。
A:うわ、大変だね。でも効果はあるの?
B:うん、オーディエンスはコンテンツに夢中だから、価値はあるかも。
追加例文
1. The machine eats up a lot of electricity.
(その機械は大量の電気を消費する。)
2. She ate up every detail of the story.
(彼女はその話の細部まで夢中で聞いた。)
3. The long commute eats up most of my morning.
(長い通勤が朝の時間をほとんど奪ってしまう。)
まとめ
- eat up は「完全に食べる」「資源を消費する」「情報を喜んで受け入れる」という意味を持つ句動詞
- up が「徹底的に」「完全に」というニュアンスを作る
- 比喩的な意味では「夢中になる」「吸収する」というポジティブなニュアンスが強い
- 資源を食いつぶす場合はネガティブな意味にもなる
- 日常会話・ビジネス・教育など幅広い場面で使える
eat up は、英語の「up」が持つ完了・徹底のニュアンスを理解すると一気に使いやすくなる表現です。食べ物だけでなく、時間・資源・情報などにも応用できるため、ぜひ覚えて活用してみてください。
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