意味について
「get by」は困難な状況や限られた条件の中で「何とかやりくりする」「生き延びる」「やっていく」という意味で使われます。状況に応じて以下のように使われます。
(困難な状況で)何とかやりくりする
I can get by on a small salary.
(少ない給料でも何とかやっていける。)
最低限の能力で切り抜ける
I can get by in English when I travel.
(旅行中は最低限の英語で何とかなる。)
(障害物や人を)通り抜ける
Excuse me, can I get by?
(すみません、通ってもいいですか?)
語源について
get:もともと「得る」「到達する」という意味。
by:ここでは「そばを通り抜ける」「かろうじて」というニュアンスを持つ前置詞。
組み合わさることで、「困難な状況や障害物のそばを“通り抜けて”前に進む」 というイメージになります。つまり「困難の中で何とか前に進む」という意味に発展しました。
「get by(何とかやりくりする、切り抜ける)」の語源を視覚化したものです。人物が2つの大きな障害物の間の狭い隙間を苦労して通り抜けており、「困難な状況を何とか乗り越える」という意味を表現しています。「get by」の文字もわかりやすく配置されています。

類義語
何とかやりくりする
• manage(何とかやる)
I can manage with this budget.
(この予算で何とかやりくりできる。)
• survive(生き延びる、切り抜ける)
He survived on very little food.
(ほとんど食べ物がない中で生き延びた。)
• make do(間に合わせる、工夫してやる)
We’ll have to make do with what we have.
(あるもので何とかするしかない。)
通り抜ける
• pass through(通り抜ける)
• squeeze past(すり抜ける)
• move past(通り過ぎる)
使い方のポイント
困難な状況で使うのが基本!
We don’t have much money, but we’ll get by.
(お金はあまりないけど、何とかやっていけるよ。)
最低限の能力・資源でOK
I’m not fluent, but I can get by in French.
(流暢ではないけど、フランス語で何とか通じる。)
ビジネスでは manage や cope の方がフォーマル
I can manage this project
(このプロジェクトを管理できます。)
物理的な「通り抜ける」にも使える
Excuse me, can I get by?
(すみません、通ってもいいですか?)
「get by」はカジュアルな表現なので会話向きです。シンプルながら、日常会話や旅行、ビジネスなど幅広く使える便利な表現です!
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