be possessed by の意味とは?
be possessed by は、「(感情・考え・欲望などに)取り憑かれる」「〜に支配される」という意味を持つ英語表現です。何かが心や行動を強く支配し、本人の意思ではコントロールできないような状態を指します。
英語では、恐怖・怒り・欲望・衝動・妄想など、強烈で圧倒的な感情に支配されている状況を描写する際に使われます。霊的な意味でも使われますが、現代では比喩的な意味で使われることが圧倒的に多いです。
日本語の「〜に取り憑かれる」「〜に支配される」に非常に近いニュアンスを持っています。
be possessed by の例文
強い欲望に支配される場面
He was possessed by a desire for power that drove him to do anything.
(彼は権力への欲望に取り憑かれ、何でもするようになった。)
最も典型的な使い方です。英語では、強烈な欲望が人の行動を変えてしまうような場面で自然に使われます。
恐怖に支配される場面
She was possessed by fear during the storm.
(彼女は嵐の間、恐怖に支配されていた。)
恐怖が理性を奪うような状況を描写する際に使われます。
怒りに取り憑かれる場面
He was possessed by anger and couldn’t think clearly.
(彼は怒りに取り憑かれ、冷静に考えることができなかった。)
英語では、怒りが理性を奪う状況を表すときに非常に自然です。
衝動に支配される場面
She felt possessed by an urge to run away.
(彼女は逃げ出したい衝動に取り憑かれた。)
衝動的な行動を説明する際にも使えます。
語源について
possessed は possess(所有する・支配する) の過去分詞形です。もともとは「物を所有する」という物理的な意味でしたが、そこから「精神的に支配する」「心を奪う」という比喩的な意味が生まれました。
さらに歴史的には、宗教的な文脈で「悪霊に取り憑かれる(be possessed by an evil spirit)」という意味でも使われてきました。現代では霊的な意味よりも、感情や欲望に支配される比喩的な使い方が一般的です。
イラストでは、暗い渦巻くエネルギーに包まれた人物が描かれ、感情や欲望に支配される様子を象徴しています。背景の嵐は精神的な葛藤を表し、人物が圧倒されている状態を視覚的に表現しています。

類義語とその違い
be consumed by(〜に圧倒される)
感情に「飲み込まれる」ニュアンス。be possessed by よりも自然で日常的。
be overwhelmed by(〜に圧倒される)
感情の強さに押しつぶされるイメージ。ネガティブにもポジティブにも使える。
be obsessed with(〜に取り憑かれる)
「執着する」というニュアンスが強く、長期的な状態を表すことが多い。
be dominated by(〜に支配される)
より強い支配のニュアンス。理性を完全に失っている状態に近い。
be possessed by と be possessed of の違い
be possessed by:〜に取り憑かれる(受動的)
感情・欲望・恐怖などに「支配される」状態。
例:He was possessed by jealousy.
(彼は嫉妬に取り憑かれていた。)
be possessed of:〜を持っている(能動的)
能力・性質・特質などを「備えている」という意味。
例:She is possessed of great courage.
(彼女は大きな勇気を持っている。)
意味がまったく異なるため、混同しないよう注意が必要です。
使い方のポイント
比喩的に使われることが多い
現代英語では、霊的な意味よりも「感情に支配される」という比喩的な使い方が一般的です。
ネガティブな文脈で使われることが多い
恐怖・怒り・嫉妬・欲望など、強烈でコントロールできない感情を表す際に使われます。
一時的な状態にも長期的な状態にも使える
短時間の恐怖にも、長期的な欲望にも使える柔軟な表現です。
文語的でややドラマチックな響きがある
日常会話よりも、文学・映画・心理描写などでよく使われます。
誤用しやすいポイント
ポジティブな感情にはあまり使わない
“possessed by happiness” のような表現は不自然。ポジティブな感情には overwhelmed や filled with を使うのが自然。
人が主語で、感情が by の後ろに来るのが基本
be possessed by + 感情・欲望・衝動 の形が最も一般的。
be possessed of と混同しない
意味が真逆なので注意。
ネイティブが使う場面
- 心理描写のある小説や映画のセリフ
- 強烈な感情を説明する場面
- 犯罪心理やダークなテーマのドキュメンタリー
- 宗教的・スピリチュアルな文脈
- 比喩的に「衝動に駆られる」場面
会話例(短い対話形式)
A: Why did he act like that?
B: He was possessed by anger. He wasn’t thinking straight.
(A:なんであんな行動をしたの? B:怒りに取り憑かれてたんだよ。冷静じゃなかった。)
A: She looked terrified during the storm.
B: Yeah, she was possessed by fear.
(A:嵐のとき、彼女すごく怖がってたね。 B:うん、恐怖に支配されてた。)
追加例文(理解を深めるための応用)
1. He was possessed by jealousy and couldn’t control his actions.
(彼は嫉妬に取り憑かれ、自分の行動を制御できなかった。)
2. She felt possessed by a strange sense of urgency.
(彼女は奇妙な焦りに取り憑かれた。)
3. The artist was possessed by inspiration and painted all night.
(その芸術家はインスピレーションに取り憑かれ、一晩中描き続けた。)
4. He seemed possessed by a dark thought he couldn’t shake off.
(彼は振り払えない暗い考えに取り憑かれているようだった。)
5. She was possessed by guilt after the accident.
(事故の後、彼女は罪悪感に取り憑かれていた。)
6. He acted as if possessed by madness.
(彼は狂気に取り憑かれたかのように行動した。)
7. The villagers believed he was possessed by an evil spirit.
(村人たちは、彼が悪霊に取り憑かれていると信じていた。)
8. She was possessed by the idea of perfection.
(彼女は完璧であることへの執着に取り憑かれていた。)
9. He was possessed by the urge to confess everything.
(彼はすべてを告白したい衝動に取り憑かれた。)
10. The writer was possessed by a story he couldn’t ignore.
(その作家は無視できない物語に取り憑かれていた。)
まとめ
- be possessed by は「〜に取り憑かれる」「〜に支配される」という意味の表現
- 恐怖・怒り・欲望など強烈な感情に支配される状況を表す
- 語源は possess(所有する・支配する)から来ている
- be possessed of は「〜を持っている」という全く別の意味
- 文学・映画・心理描写などでよく使われるドラマチックな表現
be possessed by は、英語で強烈な感情や衝動を描写する際に非常に便利な表現です。心理描写を豊かにし、文章や会話に深みを与えてくれるので、ぜひ使いこなしてみてください。
学びを続けるあなたに、さらに力を与えてくれる本があります。
今から勉強始めませんか?
1. 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。 改訂版
【中学3年分の全文法を1冊で総復習できる】
中学生向け参考書3冊の内容を,コンパクトサイズの1冊にまとめました。この1冊で,中学で学習するすべての文法項目を網羅しています。難しい用語を避けた解説とフルカラーのイラストで,超基礎からやさしく学べます。
2. 2026年版 1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リスニング[音声DL付] (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
★Amazon売れ筋ランキング 英語の発音部門で1位獲得!(2025年9月15日調べ)
★大人気YouTubeチャンネル「武田塾チャンネル」内で紹介され話題沸騰!
3. TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
TOEIC界の絶対バイブル「金フレ」が、新形式に対応して完全改訂。著者のTEX氏が3年かけて吟味、推敲を重ねた「100%の単語帳」。質・内容・コスパ、これ以上のTOEIC単語集はありません!
4. 新装版 即戦力がつくビジネス英会話[音声DL付] (即戦力がつくシリーズ)
ビジネス現場のリアルな英会話を再現したダイアログと、ビジネスに必須の表現を、基本から応用まで、これでもかと丁寧に取り上げています。




コメント