意味について
「take on」は文脈によってさまざまな意味を持ちますが、主に以下の4つの意味で使われます。
(仕事・責任を)引き受ける
She decided to take on more responsibilities at work.
(彼女は職場でより多くの責任を引き受けることにした。)
(人と)対決する・立ち向かう
The young boxer is ready to take on the champion.
(若いボクサーはチャンピオンに挑む準備ができている。)
(特定の性質・外見・態度などを)帯びる・持つようになる
His voice took on a serious tone.
(彼の声は真剣なトーンになった。)
(従業員や乗客を)雇う / 乗せる
The company is taking on new employees.
(その会社は新しい従業員を採用している。)
語源について
「take on」は 「take(取る)」+「on(上に)」 という組み合わせから来ています。
• 「責任を取る」→ 「責任を自分の上に乗せる」 → 「引き受ける」
• 「敵や課題に立ち向かう」→ 「対戦・挑戦を受け入れる」 → 「立ち向かう」
• 「新しい性質を持つ」→ 「何かを身にまとう」 → 「帯びる」
• 「人を雇う・乗せる」→ 「取り入れる」 → 「採用する・乗せる」
もともと「take」は「何かを手に入れる」動作を表し、「on」は「上に」「追加する」ニュアンスを持つため、「take on」には「新しいものを受け入れる」意味が多く含まれています。
「take on」の語源を視覚的に表現しています。中央の人物は両腕を広げ、責任や挑戦、機会(重りや書類、光る球)を肩に受けています。これは「仕事や責任を引き受ける」「挑戦に立ち向かう」という意味を象徴しています。上空に書かれた「take on」の文字が、それらを積極的に受け入れる姿勢を強調し、決意や忍耐のイメージを演出しています。

類義語
仕事・責任を引き受ける
• accept(受け入れる)
• undertake(引き受ける)
• assume(担う)
挑戦・対決する
• challenge(挑む)
• face(立ち向かう)
• compete against(競争する)
性質を帯びる
• acquire(獲得する)
• adopt(採用する)
• develop(発展させる)
雇う・乗せる
• hire(雇う)
• recruit(採用する)
• pick up(乗せる)
使い方のポイント
「take on + 名詞」の形で使うことが多いです。
She took on a new job.
(彼女は新しい仕事を引き受けた。)
She took a new job on. となると語順が不自然になります。
また、仕事・責任に関する場合は「他の人がやらないことを引き受ける」ニュアンスを含みます。
He took on extra work.
(彼は追加の仕事を引き受けた。)(→通常以上の責任を負う)
対決の意味では「相手に挑む」ニュアンスが強いです。
She took on the best players in the tournament.
(彼女はトーナメントで最強の選手たちに挑んだ。)
「take on」は 「引き受ける」「挑戦する」「帯びる」「雇う」 という意味を持ち、文脈によって使い分ける必要があります。特に、仕事や責任を「自ら進んで引き受ける」ニュアンスがある点が特徴です。
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