意味について
「kill time」は「時間をつぶす」「暇をつぶす」という意味のイディオムです。特に、何かを待っている間に退屈しないように別のことをする場合に使われます。
We arrived early, so we went to a café to kill time.
(早く着いたので、カフェで時間をつぶした。)
語源について
「kill(殺す)」+「time(時間)」という直訳から、「不要な時間をなくす」「退屈な時間を終わらせる」という意味が生まれました。「kill」が使われているのは、時間を「消費する」や「過ごす」というよりも、「なくしてしまう」イメージがあるからです。何もしないまま時間が過ぎるのを待つのではなく、意図的に何かをして時間を終わらせる、というニュアンスが込められています。この表現は16世紀ごろから使われており、昔から時間を持て余す状況は共通の悩みだったようです。
「kill time」の語源をイメージしたイラストです。大きな時計に剣が刺さり、時間を「殺す」イメージを表現しています。近くでは退屈そうな人が本をめくったりスマホを触ったりしながら待っており、目的なく時間をつぶしている様子が描かれています。「kill time」は、不要な時間を意図的に終わらせることを表す表現で、待ち時間を何かで埋めるときによく使われます。

類義語
pass the time:「時間を過ごす」
「kill time」よりも穏やかで、退屈を感じるかどうかは関係なく単に時間を過ごすときに使う。
We played cards to pass the time.
(時間を過ごすためにトランプをした。)
waste time:「時間を無駄にする」
非生産的で後悔を伴う場合が多い。「kill time」とは異なり、時間の使い方が非効率であることを強調する。
Stop wasting time and start studying!
(時間を無駄にしないで勉強を始めなさい!)
while away the time:「のんびり時間を過ごす」
「kill time」よりもリラックスした時間の使い方を指し、心地よい時間を楽しむ場合に使う。
She whiled away the time reading a book by the lake.
(彼女は湖のほとりで本を読みながらのんびり過ごした。)
使い方のポイント
「kill time」は、退屈な時間を終わらせるために何かをする状況で使われます。単に時間を過ごすのではなく、意図的に時間を「つぶす」ニュアンスがあります。
仕事や勉強など生産的な行動にはあまり使わず、ゲームや読書、スマホを触るなどの軽い行動と組み合わせることが多いのが特徴です。フォーマルな場面では「spend time」を使うほうが適切です。
「kill time」は日常会話でよく使われるので、待ち時間や暇なときの話題で活用しましょう!
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