意味について
「適切な時期に」「やがて」「時が来れば」という意味の表現です。すぐには起こらないですが、自然な流れの中でやがて実現することを示します。
You will receive further instructions in due course.
(指示は適切な時期にお知らせします。)
語源について
「due」は「正当な」「適切な」という意味を持ち、「course」は「進行」「流れ」を意味します。もともと「in due course」は「物事が自然な流れで進むうちに」というニュアンスを持ち、14~15世紀頃から使われるようになりました。公的な場面やビジネスでよく使われ、物事が適切なタイミングで進行することを示す表現として定着しました。
「in due course」の語源をイメージしたものです。砂時計が曲がりくねった道の上に置かれ、時間の自然な流れを象徴しています。砂がゆっくりと落ちる様子は、「適切な時期になれば物事が進む」という意味を視覚的に表現。遠くに広がる地平線は、ゴールがすぐではないが、確実に訪れることを示唆しています。「in due course」が持つ「焦らず、流れに任せる」というニュアンスを伝える構図になっています。

類義語
in time
「遅れずに」「間に合って」という意味で、特定の締め切りや期限に間に合うニュアンスがあります。「in due course」はもっと長期的で自然な流れを表します。「in due course」は「すぐではないが、そのうちに」という意味なのに対し、「in time」は期限内に間に合うことを強調します。
If we leave now, we will arrive in time for the meeting.
(今出発すれば、会議に間に合うよ。)
eventually
「最終的に」「結局は」という意味で、時間がかかるが必ずそうなることを指します。「in due course」よりも遅いタイミングを示すことが多いです。「eventually」は時間がかかる結果を強調し、「in due course」は流れに任せる自然な進行を表します。
He struggled at first, but eventually he became a great writer.
(彼は最初は苦労したが、最終的に素晴らしい作家になった。)
sooner or later
「遅かれ早かれ」「いずれは」という意味で、時間の幅はあるが、いずれは必ず起こることを示します。「in due course」よりも「時間の不確定さ」が強いです。「sooner or later」は時間の幅が広いですが、「in due course」は自然な進行を前提としています。
Sooner or later, you’ll have to tell the truth.
(遅かれ早かれ、本当のことを言わなければならなくなるよ。)
使い方のポイント
「in due course」はフォーマルな場面で使われることが多く、特に公的な発表やビジネスのやり取りで「適切な時期に知らせる」といった文脈でよく登場します。また、急ぐ必要はないが、自然な流れで進むことを伝える際に適しています。例えば、「結果は適切なタイミングで発表される」と伝えたいときに「in due course」を使うと、柔らかく、落ち着いたニュアンスになります。
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