意味について
in hot water は、「困った状況にある」「トラブルに巻き込まれている」という意味のイディオムです。特に、誰かを怒らせたり、問題を引き起こしたときに使われます。
He forgot his wedding anniversary and now he’s in hot water with his wife.
(彼は結婚記念日を忘れてしまい、今奥さんに怒られている。)
語源について
この表現の起源は、中世ヨーロッパの習慣や昔の調理方法に由来すると言われています。沸騰したお湯は当然ながら危険で、誤って入ってしまうと大変なことになります。ここから、「in hot water」は「困難な状況に陥る」という意味になったと考えられます。また、一説には、16世紀のイギリスで熱湯をかけることが罰として使われていたことに由来するとも言われています。
in hot water(トラブルに巻き込まれている)の語源を表現しています。中世の厨房で、大きな鍋の熱湯を誤ってこぼしてしまった人物が、困惑した表情で立っています。周囲の人々も驚き、慌てた様子が伝わります。背景には石造りの暖炉や木製のテーブル、調理器具が並び、歴史的な雰囲気を強調しています。この表現は、熱湯を浴びる危険な状況が比喩として使われ、困難な状況やトラブルに直面していることを示すようになったと考えられます。

類義語
in trouble(困った状況にある)
もっとも一般的な「困った状況」を表す表現で、日常会話でも幅広く使われます。「in hot water」よりもフォーマル・カジュアルの両方で使いやすいです。
If you don’t finish your homework, you’ll be in trouble.
(宿題を終わらせないと、怒られるよ。)
on thin ice(危険な状況にある)
氷の上を歩くような「危険な状態」「今にも問題が起こりそうな状況」にいることを表します。「in hot water」と異なり、まだトラブルになっていないが、非常に危うい立場にあるときに使います。
After missing three deadlines, he’s on thin ice with his boss.
(締め切りを3回も守らなかったせいで、彼は上司に睨まれている。)
in deep water(深刻な問題に直面している)
「in hot water」と似ていますが、「in deep water」の方がより深刻で、抜け出すのが難しい状況に使われることが多いです。
He borrowed too much money and now he’s in deep water.
(彼はお金を借りすぎてしまい、深刻な問題に陥っている。)
使い方のポイント
「in hot water」は、特に誰かを怒らせたり、問題を引き起こしたときに使われるのが特徴です。日常会話では、家庭や職場でのトラブルの場面によく登場します。また、「with + 人」をつけて「誰とトラブルになっているのか」を明示することもできます(例: in hot water with my boss)。
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