意味について
“call it a day” は「その日の仕事や活動を切り上げる」「終わりにする」という意味です。仕事や作業を一定のところで区切り、終了する場面で使われます。
It’s already 7 p.m. Let’s call it a day and go home.
(もう午後7時だ。今日はここで切り上げて帰ろう。)
語源について
この表現は、もともと「call it a day’s work(その日の仕事を終える)」という形で19世紀頃から使われていました。やがて「work」の部分が省略され、現在の形が定着したと考えられています。仕事の終了を「今日はここまで」と宣言するニュアンスがあり、今でもビジネスシーンでよく使われます。
“call it a day” の “call” は「~と呼ぶ」「~と宣言する」という意味で使われています。この場合、「今日はここまでだと決める」というニュアンスを持っています。
もし “finish” を使うと単に「終わる」「完了する」といった意味になりますが、“call it a day” は「(自分の判断で)ここで切り上げる」という含みがあるのがポイントです。つまり、「もう十分やったから今日は終わりにしよう」と、自分や周りの人に対して終業を宣言する感覚ですね。
同じような構造の表現には、たとえば “call it quits”(完全にやめる)や “call it a night”(夜の活動を終える)などもあります。これらも「~とする」「~と決める」という意味の “call” を使っており、単に「終わる」ではなく「ここで終わりにすると決める」という主体的な意味が含まれています。
この画像は、工場で一日の仕事を終えた労働者を描いています。彼は昔ながらの作業着を着ており、額の汗をハンカチで拭いながら、大きな時計を見つめています。時計はちょうど終業時間を示しており、「call it a day(今日はここまで)」という感覚が伝わります。背景には木の梁や鉄製の機械があり、当時の工場の雰囲気を演出しています。このシーンは、「その日の仕事を終える」というフレーズの歴史的背景を視覚的に表現しています。

類義語
wrap it up(仕事や会議を終える)
“call it a day” と似ていますが、「まとめる」「完結させる」という意味合いが強く、会議やプレゼンの終了時にも使われます。
Let’s wrap it up and continue tomorrow.
(今日はここまでにして、明日続けましょう。)
knock off(仕事を終える・切り上げる)
口語的でカジュアルな表現です。特に肉体労働や長時間の作業を終える際によく使われます。
I’m exhausted. Let’s knock off for today.
(もう疲れた。今日はここまでにしよう。)
call it quits(完全にやめる・関係を終わらせる)
“call it a day” は一時的な終了ですが、“call it quits” は「もうやめよう」「関係を断つ」といった、より決定的な意味を持ちます。
After years of struggling, they decided to call it quits.
(何年も苦労した末、彼らは関係を終わらせることにした。)
使い方のポイント
“call it a day” は、主に仕事や作業を終える場面で使われる表現ですが、日常会話でも気軽に使えます。職場での会話では、上司や同僚に対して「そろそろ終わりにしましょう」と提案する形で使われることが多いです。また、単なる「終わる」というよりも、「今日はここまでにする」といった適度な区切りをつけるニュアンスが含まれています。そのため、長時間作業をして一区切りつけるときや、チームでの作業の締めくくりに使うと自然です。
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