意味について
「speak of the devil」は、誰かの話をしていたときに、ちょうどその人が現れた場合に使います。驚きや偶然を軽いユーモアを交えて伝える表現です。
We were just talking about you — speak of the devil!
(ちょうどあなたの話をしていたところでした。まさにうわさをすれば影ですね!)
語源について
この表現は中世のイギリスに由来し、当初は「悪魔のことを話すと本当に現れる」という迷信に基づいていました。やがて、迷信的な意味合いが薄れ、単に「話していた人が現れる」という日常的な偶然を指す言葉として使われるようになりました。
この画像は「speak of the devil」の語源を表現しています。中世ヨーロッパでは「悪魔の話をすると本当に現れる」という迷信がありました。画像では、ろうそくの灯りが揺れる薄暗い部屋で2人が密かに話している様子が描かれています。彼らの背後には、闇の中から不気味な影が現れ、「悪魔を話題にすると姿を現す」という迷信の不安感を象徴しています。現代の「うわさをすれば影」という意味の由来が感じられる場面です。

類義語
talk of the devil(うわさをすれば影)
「speak of the devil」と同様の意味ですが、ややイギリス英語寄りの表現です。
We were discussing Anna, and talk of the devil, she just called me!
(アンナの話をしていたら、うわさをすれば影で彼女から電話がきたよ!)
guess who just walked in(誰が来たと思う?)
こちらは「話していた人が現れた」状況に加え、サプライズ感やワクワク感が強めです。
I was telling her about you, and guess who just walked in!
(あなたの話をしていたら、誰が来たと思う?)
small world(世間は狭いね)
「偶然の出来事」を指しますが、話題にしていた人が現れるというより、「思いがけず知人と再会した」といった場面に使います。
I can’t believe I ran into you here. Small world, huh?
(ここであなたに会うなんて信じられないよ。世間は狭いね。)
使い方のポイント
「speak of the devil」はフレンドリーでカジュアルな表現なので、フォーマルな場では控えたほうがよいです。また、話題にしていた人がすぐそばにいる状況で使うのが自然です。相手が気を悪くしないよう、親しい間柄で使うのが望ましいです。
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