意味について
「bring A to the table」は、自分の強みや価値を提供する、または交渉や議論に貢献するという意味で使われます。特にビジネスシーンで、「その人が持つスキルや知識、経験がチームやプロジェクトに役立つ」といった場面でよく使用されます。
She brings excellent communication skills to the table, which has improved our team’s collaboration.
(彼女は優れたコミュニケーション能力を提供しており、私たちのチームの連携が向上しました。)
この表現は、単に「何かを持ってくる」という意味ではなく、価値や貢献度に焦点がある点が特徴です。
語源について
「bring A to the table」の語源は、交渉や商談の場面に由来します。中世のヨーロッパでは、重要な取引や交渉が「テーブル」を囲んで行われることが一般的でした。この「テーブル」は、文字通り食事の席を指す場合もあれば、ビジネスの場を象徴する場合もあります。
交渉に際し、各参加者が自分の持つ提案、条件、リソースなどを「テーブルに持ち寄る」ことで、議論が成立するという考え方から生まれた表現です。現代では、交渉だけでなく、**「自分が提供できるスキルや知識」**といった広い意味で使われるようになりました。
この画像は「bring A to the table」の語源をイメージしたものです。中央には円卓があり、参加者たちが書類、道具、電球(アイデアの象徴)などをテーブルに置いています。これは、それぞれが持つスキルや知識、リソースを提供し、協力して共通の目標を達成するという意味を表現しています。フレーズ「bring A to the table」はテーブルの上方に配置され、交渉や議論の場に価値を持ち寄るという概念を強調しています。

類義語
contribute to(〜に貢献する)
「bring A to the table」は「価値の提供」に重点があるのに対し、「contribute to」は全体の成功や成果に対する貢献度を示します。
Her creative ideas contributed greatly to the project’s success.
(彼女の創造的なアイデアがプロジェクトの成功に大きく貢献しました。)
offer(提供する)
「bring A to the table」が「価値や強みを提示する」というニュアンスであるのに対し、「offer」は単純に「物理的・精神的なものを提供する」という意味が強いです。
He offered his expertise to solve the technical issue.
(彼は技術的な問題の解決に自らの専門知識を提供しました。)
add value(価値を加える)
「add value」は「相手にとっての利益」を意識した表現で、「bring A to the table」よりも効果や結果に重点があるのが特徴です。
Her strategic thinking added significant value to the marketing campaign.
(彼女の戦略的思考は、マーケティングキャンペーンに大きな価値をもたらしました。)
使い方のポイント
「bring A to the table」は、主にビジネスや交渉の文脈でよく使用されますが、人間関係や日常生活でも使うことができます。
ビジネスの場では、「チームにどんなスキルを提供できるか」や「プロジェクトで果たす役割」を強調する際に便利です。特に、自己PRや評価の場面では「どんな価値を持っているか」を示す有力な表現となります。
In this project, I believe I can bring strong organizational skills to the table.
(このプロジェクトでは、私は優れた組織力を発揮できると思います。)
また、「What do you bring to the table?」 という表現は、相手に対して「あなたは何ができるのか?」と尋ねる言い回しとしてよく用いられます。これは就職の面接や交渉の場などで、相手の強みや貢献できる要素を確認する際に使われます。
In this role, what can you bring to the table?
(この役割で、あなたはどんな価値を提供できますか?)
一方、カジュアルな場面では「相手が人間関係にどんな影響を与えるか」というニュアンスで使われることもあります。例えば、友人関係や恋愛で「この人がもたらすもの」を指す場合にも応用できます。
He’s fun and supportive — that’s what he brings to the table.
(彼は楽しくて頼りになる人だよ。それが彼の良いところだね。)
このように、「bring A to the table」は相手の強みや価値に焦点を当てつつ、場面に応じてビジネスや日常会話で幅広く活用できる表現です。
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