意味について
“Curiosity killed the cat” は、「好奇心は身を滅ぼす」という意味のイディオムです。必要以上に詮索したり、危険なことに首を突っ込んだりすると、思わぬ災難に巻き込まれる可能性があることを警告する表現です。特に、リスクのある行動や他人のプライベートに深入りしようとする人への忠告として使われます。
You shouldn’t go into that abandoned house. Remember, curiosity killed the cat.
(あの廃墟には入らないほうがいいよ。好奇心は身を滅ぼすって言うだろう。)
このフレーズは、「知りたがりすぎると危険だよ」というニュアンスを含んでおり、特に子どもや若者に対して忠告として使われることが多いです。
語源について
このイディオムの元になったのは、16世紀のイギリスのことわざ “Care killed the cat” です。当時の “care” は「心配」や「悩み」を意味しており、「過度な心配は命を縮める」という意味でした。これは、「ストレスを抱えすぎると体に悪い」といった意味合いに近く、現在の “Curiosity killed the cat” とは少し違うニュアンスでした。
この表現が19世紀頃に “Curiosity killed the cat” へと変化し、現在の「好奇心が災いを招く」という意味で広く使われるようになりました。では、なぜ「猫」が登場するのでしょうか?
猫は昔から「好奇心旺盛な動物」として知られており、見慣れないものを嗅ぎ回ったり、狭い隙間に入り込んだりする性質があります。このような行動が時に危険を招くことがあり、「好奇心旺盛な猫は命を落とすこともある」という考えから、このイディオムが生まれたとされています。特に、猫が火のついたろうそくに近づいてヒゲを焦がしたり、高いところから落ちたりする様子は、昔の人々にとって「危険な好奇心」の象徴だったのかもしれません。
また、20世紀には “Curiosity killed the cat, but satisfaction brought it back.”(好奇心は猫を殺すが、満足がそれを生き返らせる)というフレーズも登場しました。これは、「危険を伴うが、知ることの満足感がそれを上回る」というポジティブな解釈を含んでいます。
この画像は、「Curiosity killed the cat(好奇心は猫を殺す)」というイディオムの語源を視覚化したものです。暗い屋根裏部屋で、猫が古びた木の箱に興味を持ち、慎重に蓋を開けようとしています。箱の中からは煙と光る火花が飛び出し、猫は驚き、背中を丸めています。このシーンは、猫の強い好奇心が思わぬ危険を招くことを象徴しています。「猫」が使われたのは、猫が本能的に探求心が強い動物であり、危険な状況に陥りやすいという特性に由来しています。

類義語
Let sleeping dogs lie(寝た子を起こすな)
これは、「過去の問題やトラブルには触れないほうが良い」という意味のイディオムです。問題を掘り返すと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、放っておくべきだという警告として使われます。
You shouldn’t bring up that argument from last year. Just let sleeping dogs lie.
(去年のケンカの話は蒸し返さないほうがいいよ。寝た子を起こすな。)
Mind your own business(余計なことに首を突っ込むな)
これは、他人のことに干渉せず、自分のことに集中するべきだという意味のフレーズです。特に、誰かが詮索しすぎているときや、関係のない話に首を突っ込んでいるときに使われます。
I was just asking about your salary out of curiosity.
—Mind your own business!
(ちょっと好奇心で君の給料について聞いただけだよ。)
(—余計なお世話だ!)
Look before you leap(飛ぶ前に見よ)
この表現は、「行動を起こす前に、よく考えなさい」という意味を持ちます。特に、衝動的な行動や無謀な決断を避けるように警告する場面で使われます。
You’re thinking of quitting your job without a backup plan? Look before you leap.
(後先考えずに仕事を辞めるつもりなの? 飛ぶ前に見よだよ。)
使い方のポイント
“Curiosity killed the cat” は、主に警告や忠告の表現として使われます。相手の行動に対して「そんなことをしていると、あとで後悔するよ」とやんわり注意したいときに便利です。たとえば、危険な場所に行こうとしている友人や、不用意に他人の秘密を知ろうとしている人に対して使うことができます。
また、日常会話では、相手の好奇心が行き過ぎたときに冗談っぽく使うこともあります。たとえば、誰かがプライベートな質問をしすぎたときに、「Hey, curiosity killed the cat.(ねえ、好奇心は身を滅ぼすよ)」と言えば、軽く牽制しつつ、ユーモアのある対応ができます。
ただし、“Curiosity killed the cat” には少し古風な響きがあり、若い世代の間では頻繁に使われるわけではありません。そのため、よりカジュアルな “Mind your own business”(余計なお世話) などのフレーズのほうが、場合によっては適していることもあります。
また、このイディオムの拡張形である “Curiosity killed the cat, but satisfaction brought it back.” は、好奇心が危険を招くこともあるが、知識を得ることはそれ以上に価値があるというニュアンスを持っています。このため、知的探求心を肯定的に捉える文脈では、皮肉やジョークとして使うことができます。
このように、“Curiosity killed the cat” は、警告として使うだけでなく、冗談めかした表現としても活用できる便利なイディオムです。
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