意味について
“Steal someone’s thunder” は「他人の手柄を横取りする」や「他人の注目を奪う」という意味です。誰かが発表しようとしていたことを先に言ってしまったり、目立つことをして本来の主役から関心を奪ったりする場面で使われます。
Emma was excited to announce her engagement, but her sister stole her thunder by revealing her own pregnancy first.
(エマは婚約を発表するのを楽しみにしていたが、妹が先に自分の妊娠を発表してしまい、注目を奪われた。)
語源について
このイディオムの由来は18世紀のイギリスの劇作家ジョン・デニス(John Dennis)に関係しています。彼は自作の舞台で雷(thunder)の音を効果音として使う革新的な手法を考案しました。しかし、彼の劇は失敗に終わり、すぐに上演が打ち切られてしまいます。ところが、その後、別の劇で彼が考案した雷の音が無断で使われているのを知り、彼は怒って「They stole my thunder!(彼らは私の雷を盗んだ!)」と言ったそうです。このエピソードが広まり、現在の意味で使われるようになりました。
この画像は、劇作家ジョン・デニスが怒りながら舞台を指さしている様子を描いています。背景では、嵐の空が描かれ、舞台上で雷の音の効果が使用されています。彼は、自分が発明した雷の音の演出が別の劇で無断で使われていることに気づき、悔しがっている場面です。

類義語
Upstage someone(人の注目を奪う)
「舞台の前に出て他の人の影を薄くする」という意味から来ています。相手を意図的に目立たなくさせるニュアンスがあります。
She upstaged the bride by wearing an extravagant dress at the wedding.
(彼女は結婚式で派手なドレスを着て、花嫁の注目を奪った。)
Overshadow someone(影を落とす、存在を霞ませる)
誰かがあまりに目立つことで、別の人の存在が薄れるという意味です。意図的な行動ではなく、結果的にそうなってしまう場合にも使われます。
His incredible performance overshadowed the rest of the team.
(彼の素晴らしいパフォーマンスが、チーム全体の活躍を霞ませた。)
Take the wind out of someone’s sails(やる気をそぐ)
直訳すると「相手の帆から風を奪う」ですが、誰かの意気込みや勢いを削ぐという意味で使われます。
She took the wind out of my sails by criticizing my idea in front of everyone.
(彼女はみんなの前で私のアイデアを批判し、やる気をなくさせた。)
使い方のポイント
“Steal someone’s thunder” は、他人が本来得るはずだった賞賛や注目を奪う場面で使われます。意図的に横取りする場合と、結果的にそうなってしまう場合の両方で使えます。特に、発表やイベントの前に誰かが先に話してしまうようなシチュエーションによく使われます。
例えば、同僚が新しいプロジェクトの成功を上司に報告しようとしていたのに、別の同僚が先に報告して手柄を横取りする場合に使えます。また、友人が誕生日パーティーを開く予定だったのに、同じ日に別の友人が大きな発表をしてしまい、注目を奪われるような状況でも使えます。
ビジネスシーンや日常会話のどちらでも使われる便利な表現なので、覚えておくと役立ちます。
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