意味について
Dog days of summer とは、「一年の中で最も暑い時期」や「うだるような暑さが続く夏の盛り」を指すイディオムです。特に、湿気が多く、息苦しいほどの暑さが続く期間に使われます。この表現は単に気温が高いという意味だけでなく、「暑さでだるくなり、何もする気が起きない」ような状況を示すこともあります。
We stayed inside with the air conditioner on during the dog days of summer.
(私たちは、夏の盛りの暑い時期はエアコンをつけて家の中で過ごした。)
語源について
「Dog days of summer」という表現は、古代ローマ時代にまでさかのぼります。この言葉は、シリウス(Sirius)という星に由来しています。シリウスは「Dog Star(犬の星)」と呼ばれ、おおいぬ座(Canis Major)の一部をなす星です。古代ローマ人は、シリウスが太陽と一緒に昇る時期(7月から8月)に最も暑い日々が訪れると考えていました。彼らはこの時期を “dies caniculares”(ラテン語で「犬の日々」)と呼び、「シリウスが地球の気温をさらに上昇させる」と信じていたのです。
この考え方は広まり、英語圏でも「Dog days of summer」という表現が使われるようになりました。現代では天文学的な意味よりも、単に「真夏の暑い時期」という意味で使われることが一般的です。
この画像は、「Dog Days of Summer」の語源をイメージしたものです。古代ローマの街並みの下、人々が空を見上げ、明るく輝くシリウス星(Dog Star)を眺めています。夕日が黄金色に染まり、暑さを象徴するように乾いた空気が広がっています。市民は扇子であおいだり、日陰を求めたりしており、猛暑の厳しさを感じさせます。前景には大きな犬の像があり、これはシリウスを象徴しています。このイメージは、古代ローマ人がシリウスの出現を「一年で最も暑い時期」と結びつけた歴史的背景を表現しています。

類義語
The height of summer(夏の盛り)
「The height of summer」は、「夏のピーク」「最も暑い時期」という意味です。「Dog days of summer」が、暑さでうだるようなニュアンスを含むのに対し、「The height of summer」は「夏が最も活気づく時期」というポジティブな印象を持つことが多いです。
In the height of summer, the beaches are always packed with tourists.
(夏の盛りには、ビーチはいつも観光客でいっぱいになる。)
Scorching hot(焼けつくような暑さ)
「Scorching hot」は、「非常に暑い」「焼けつくような暑さ」という意味の形容詞表現です。「Dog days of summer」が特定の時期を指すのに対し、「Scorching hot」はその日の気温や暑さを表すため、どの季節でも使えます。
It was scorching hot yesterday, so we decided to stay indoors.
(昨日は焼けつくような暑さだったので、家の中で過ごすことにした。)
Sweltering heat(蒸し暑い猛暑)
「Sweltering heat」は、「蒸し暑くて耐えられないほどの暑さ」を意味します。「Dog days of summer」と同様に、息苦しいような暑さを表現するのに適しています。ただし、「Sweltering heat」は特定の時期ではなく、単に暑さそのものを強調する表現です。
The sweltering heat made it impossible to go outside for long.
(蒸し暑さのせいで、長時間外に出るのは無理だった。)
使い方のポイント
「Dog days of summer」は、主に夏の猛暑を表現する際に使われますが、単に暑さを述べるだけでなく、「何もする気が起きないほど暑い」というニュアンスを持たせることができます。そのため、リラックスした日常会話や文学的な表現でよく使われます。
例えば、ニュースや天気予報では「The dog days of summer are here, bringing record-breaking temperatures.(夏の盛りの時期が到来し、記録的な暑さをもたらしている)」のように使われることがあります。また、小説やエッセイでは、「During the dog days of summer, time seemed to slow down.(夏の盛りの暑い時期には、時間がゆっくり流れるように感じられた)」といった表現で、暑さによる倦怠感やのんびりとした雰囲気を伝えることができます。
一方で、フォーマルな場面ではあまり使われず、ビジネス文書や公式な発言では「extremely hot period(非常に暑い期間)」のようなより直接的な表現が好まれることが多いです。そのため、カジュアルな会話や文学的な表現で用いるのが適しています。
また、スポーツや経済の分野では比喩的に使われることもあります。例えば、「The team struggled during the dog days of summer.(チームは夏の盛りの時期に苦戦した)」のように、厳しい時期を象徴する表現として用いることもできます。このように、物理的な暑さだけでなく、困難な時期を指す意味でも使えるため、状況に応じた使い分けが重要です。
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