意味について
「解雇する」「やめる・控える」などの意味があります。特に「経済的な理由で一時的または恒久的に解雇する」場合によく使われます。また、口語では「~をやめろ」という意味でも使われます。
The company had to lay off 200 employees due to financial difficulties.
(その会社は財政難のため200人を解雇しなければならなかった。)
Lay off! I don’t need your advice.
(やめろよ!君の助言なんていらない。)
語源について
「lay(置く)」+「off(離れる)」の組み合わせで、「仕事から離す」「職を解く」という意味になりました。19世紀にはすでに「解雇する」の意味で使われていましたが、20世紀以降、企業の大量解雇に関連して一般的に使われるようになりました。また、「~をやめる」という意味は、何かから距離を置くというイメージから派生したものです。
この画像は「lay off」の語源をイメージしています。19世紀の工場で、監督者が労働者に職場を去るよう伝えており、労働者は失望した表情でエプロンを外しています。背景では他の労働者が機械のそばで作業を続けており、産業革命時代の工場の雰囲気が感じられます。「lay off(解雇する)」の概念が、企業の都合で労働者が職を失うという歴史的な文脈とともに視覚化されています。

類義語
fire(解雇する)
「lay off」と異なり、個人の能力不足や問題行動が原因で解雇される場合に使います。「lay off」は会社の都合による解雇を指し、解雇された人に責任はありません。
He was fired for consistently arriving late.
(彼は遅刻を繰り返したため解雇された。)
dismiss(解雇する)
「fire」と似ていますが、よりフォーマルな表現です。法的・正式な手続きを経た解雇に使われることが多いです。
The teacher was dismissed for misconduct.
(その教師は不正行為により解雇された。)
cut back on(削減する、減らす)
「lay off」の「やめる・控える」という意味に近いですが、こちらは「数量を減らす」というニュアンスが強いです。
We need to cut back on expenses.
(私たちは経費を削減する必要がある。)
quit(やめる)
「lay off」は会社側の判断で解雇することを指しますが、「quit」は本人の意思で仕事を辞めることを指します。
She quit her job to start her own business.
(彼女は自分のビジネスを始めるために仕事を辞めた。)
使い方のポイント
「lay off」は「解雇」の意味で使われる際に、「一時的な解雇(temporary layoff)」か「恒久的な解雇(permanent layoff)」かを明確にすることが重要です。また、カジュアルな会話では「~をやめろ」という意味でも使われるため、文脈によって適切に判断する必要があります。命令形の「Lay off!」はやや強い表現なので、親しい間柄やカジュアルな状況でのみ使うのが適切です。
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