意味について
take place は「(出来事が)起こる」「開催される」という意味を持つ表現です。特に、事前に計画されたイベントや出来事が予定どおりに起こる場合によく使われます。
The Olympics take place every four years.
(オリンピックは4年ごとに開催されます。)
The meeting will take place at 10 a.m. in the main conference room.
(会議は午前10時にメインの会議室で行われます。)
語源について
この表現は 17 世紀ごろから使われており、take(取る) と place(場所) の組み合わせが由来です。「何かがある特定の場所を占める」というイメージから、イベントや出来事が「そこで起こる」「開催される」という意味になりました。
この画像は、「take place(起こる・開催される)」という表現の語源を表しています。17世紀のヨーロッパの町の広場で、木製のステージ上にいる伝令(タウンクライヤー)が人々にニュースを伝えています。 cobblestone(石畳)の道や歴史的な建物、伝統的な服装をした町の人々が、ある特定の場所で何かが起こっていることを象徴しています。このように、「出来事がある場所を占める」ことから「take place」という表現が生まれたことを視覚的に示しています。

類義語
happen
偶発的な出来事に使われ、計画されたものにはあまり使われません。
A car accident happened near my house.
(私の家の近くで交通事故が起きた。)
occur
happen よりフォーマルで、科学的・技術的な事象や、ニュース記事でよく使われます。
The earthquake occurred at midnight.
(地震は真夜中に発生した。)
be held
公式なイベントや会議の開催を表します。
The wedding will be held at a beautiful church.
(結婚式は美しい教会で行われます。)
go down
口語的な表現で、特に何か印象的な出来事が起こるときに使います。
You won’t believe what went down at the party last night!
(昨夜のパーティーで何が起こったか信じられないよ!)
使い方のポイント
take place は、特に事前に決まっている出来事や計画されたイベントに使われます。例えば、会議、コンサート、試合などがその対象です。一方で、事故や災害のように突発的な出来事には happen や occur を使うほうが自然です。また、公式な文脈では be held が適しているため、フォーマルな場面では使い分けるとよいでしょう。
英語学習を改めて学び直したい方! アマゾンベストセラーです! 一緒に勉強しましょう!
コメント