意味について
「lay it on thick」 は、誇張して言う、または大げさに表現することを指すイディオムです。
定義:
① お世辞や賞賛を大げさに述べる
② 苦情や感情を誇張して強調する
ニュアンス: 必要以上に物事を強調して伝えることを表します。ポジティブ(お世辞)にもネガティブ(愚痴や不満)にも使われます。
He really laid it on thick about how hard his life is.
(彼は自分の人生がどれだけ大変かを本当に大げさに言った。)
She laid it on thick with compliments to impress her boss.
(彼女は上司を感心させようとお世辞をたくさん言った。)
語源について
この表現は、塗料やバターを厚く塗るイメージから来ています。17世紀頃に使われ始めた表現で、何かを塗り重ねるように大げさな言葉や態度を重ねることを指すようになりました。「厚く塗る」行為が、言葉や感情を過剰に使うことに比喩的に関連付けられています。
「lay it on thick」の語源をイメージして表現しています。過剰にバターを塗りすぎたパンの描写が、物事を大げさに伝えるというイディオムの意味を視覚的に伝えています。

類義語
• Exaggerate: 誇張する
• Overdo it: やりすぎる、大げさにする
• Pile it on: 過剰に言う(特に批判やお世辞で)
• Go overboard: 誇張しすぎる
• Flatter excessively: 過度にお世辞を言う
使い方のポイント
文脈での適用
褒めすぎやお世辞を言う場合:「本当にそんなにすごいの?」という疑念があるときに使います。
苦情や感情を強調する場合:同情を引こうとしている様子を指摘するときに使う。
ややネガティブなニュアンス
誇張しすぎることへの批判や軽い皮肉を含む場合が多いです。
カジュアルな場面
日常会話でよく使われますが、フォーマルな文脈ではあまり適しません。
まとめ
「lay it on thick」は、言葉や感情を過剰に使う状況を表現するのに最適です。褒める際にも、批判する際にも使える柔軟なイディオムですが、大げささを批判するニュアンスがあることを念頭に置いて使いましょう。
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