spill the beans の意味とは?
spill the beans は、「秘密を漏らす」「うっかり話してしまう」という意味の英語イディオムです。サプライズや計画、内緒の情報を誰かが意図せず暴露してしまう場面でよく使われます。日本語の「うっかり口を滑らせる」に非常に近いニュアンスです。
Don’t tell Sarah about the party plans—she always spills the beans.
(サラにはパーティーの計画を話さないでね。彼女はいつも秘密を漏らすから。)
このように、spill the beans は「悪意なく」「うっかり」秘密を話してしまう状況にぴったりの表現です。
spill the beans のコアイメージ
秘密が“こぼれ落ちる”イメージ
spill は「こぼす」、beans は「豆」。豆をこぼすように、隠していた情報がポロッと出てしまうイメージです。意図せず漏れてしまうニュアンスが強く、計画やサプライズが台無しになる場面でよく使われます。
The kids accidentally spilled the beans about the surprise gift.
(子どもたちはうっかりサプライズプレゼントのことを話してしまった。)
悪意のない暴露に使う
spill the beans は「密告する」「裏切る」という強い意味ではなく、あくまで「うっかり」「つい言ってしまった」という軽いニュアンスです。
He spilled the beans about the promotion before it was announced.
(彼は昇進のことを公式発表前にうっかり漏らしてしまった。)
語源について
spill the beans の語源にはいくつかの説がありますが、最も有名なのは古代ギリシャの投票システムに由来する説です。
古代ギリシャの投票システム説
古代ギリシャでは、投票の際に白い豆(賛成)と黒い豆(反対)を壺に入れて集計していました。もし壺が倒れて豆がこぼれると、投票結果が漏れてしまうことになります。
この「豆がこぼれて秘密が明らかになる」状況が、spill the beans の比喩として使われるようになったと言われています。
イラストでは、古代ギリシャ風の壺がテーブルの上で倒れ、豆がこぼれ落ちている様子が描かれています。これは「秘密が漏れる」ことを象徴的に表現したものです。

アメリカで一般化した表現
現在の形で広く使われるようになったのは20世紀初頭のアメリカで、新聞や小説、映画などを通じて一般的なイディオムとして定着しました。
例文で理解する spill the beans
日常生活での秘密漏洩
Don’t say anything to Mark—he’ll spill the beans.
(マークには何も言わないで。彼はすぐ秘密を漏らすから。)
職場での情報漏れ
Someone spilled the beans about the new project.
(誰かが新プロジェクトのことを漏らした。)
サプライズが台無しになる場面
They spilled the beans about the surprise party.
(彼らはサプライズパーティーのことをうっかり話してしまった。)
否定形で「秘密を守る」意味にもなる
I won’t spill the beans. You can trust me.
(秘密は漏らさないよ。信じて。)
類義語とニュアンスの違い
Let the cat out of the bag(秘密を漏らす)
spill the beans とほぼ同じ意味ですが、こちらのほうがやや「意図せず」のニュアンスが強いことが多いです。
Give away the secret(秘密をばらす)
よりストレートな表現で、カジュアルにもフォーマルにも使えます。
Blow the whistle(暴露する、密告する)
内部告発や不正の暴露など、より深刻でフォーマルな場面で使われます。
Let slip(うっかり話す)
spill the beans と同じく「うっかり口を滑らせる」ニュアンス。
spill the beans はこれらの中でも特に「軽い秘密」「日常的な内緒話」に使われるのが特徴です。
使い方のポイント
カジュアルな表現で、日常会話向け
友達同士、家族、職場の雑談など、フォーマルでない場面で自然に使われます。
「意図せず漏らす」状況で使う
悪意のある暴露にはあまり使われず、あくまで「うっかり」「つい言ってしまった」という軽いニュアンスです。
サプライズ・計画・秘密の話題と相性が良い
誕生日サプライズ、昇進、恋愛の秘密など、内緒にしておきたい情報が漏れたときにぴったりです。
誤用しやすいポイント
フォーマルな場では避ける
ビジネス文書や公式な場では、reveal a secret や disclose information のほうが適切です。
「豆をこぼす」意味では使わない
spill the beans は完全に比喩表現であり、文字通りの意味では使われません。
悪意のある暴露には不向き
意図的な裏切りや密告には、betray や blow the whistle を使います。
ネイティブが使うリアルな場面
- サプライズパーティーの計画が漏れたとき
- 職場で昇進や新プロジェクトの情報が漏れたとき
- 友達の恋愛の秘密をうっかり話してしまったとき
- 家族内の内緒話が子どもによって暴露されたとき
会話例(少し長め)
A: Did you tell Emma about the trip?
B: No way. If I tell her, she’ll spill the beans for sure.
A: True. She can’t keep a secret.
B: Exactly. Let’s keep it between us for now.
日本語訳:
A:エマに旅行のこと話した?
B:まさか。彼女に言ったら絶対に秘密を漏らすよ。
A:確かに。彼女は秘密を守れないもんね。
B:そうそう。しばらくは私たちだけの秘密にしておこう。
追加例文
1. Who spilled the beans about the surprise party?
(誰がサプライズパーティーのことを漏らしたの?)
2. Try not to spill the beans when you talk to him.
(彼と話すとき、秘密を漏らさないように気をつけて。)
3. She spilled the beans without realizing it.
(彼女は気づかないうちに秘密を漏らしてしまった。)
まとめ
- spill the beans は「秘密を漏らす」「うっかり話してしまう」という意味のイディオム
- 古代ギリシャの投票システムが語源とされる説が有名
- カジュアルで日常的な会話に最適
- 悪意のない「うっかり口を滑らせる」状況で使う
- 類義語には let the cat out of the bag、let slip などがある
spill the beans は、秘密がうっかり漏れてしまう場面を表すのにぴったりの表現です。サプライズや内緒話の多い日常会話で、ぜひ使ってみてください。
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