✅ cost an arm and a leg の意味とは?《例文・語源・使い方を徹底解説》

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cost an arm and a leg の意味とは?

cost an arm and a leg は、「非常に高額である」「法外な値段がする」という意味の英語イディオムです。単に「高い」ではなく、「ありえないくらい高い」「冗談みたいに高い」という驚きや不満をこめて使われます。

That luxury car costs an arm and a leg.
(あの高級車はものすごく高い。)

直訳すると「腕と脚の代金がかかる」ですが、ここでの arm と leg は「大きな犠牲」「とんでもない対価」の象徴として使われています。

意味とニュアンス

非常に高額である・法外な値段である

日常会話で「高すぎる」「ボッタクリ」「笑えるくらい高い」と言いたいときに使う表現です。単に価格が高いだけではなく、「値段に対して強い不満・驚き・誇張」が含まれます。

The repairs on my car cost an arm and a leg.
(車の修理にとんでもない金額がかかった。)

大きな犠牲を払うイメージ

腕や脚は人間にとってとても大切なものなので、それを「代わりに差し出すくらいの犠牲」をイメージさせる表現になっています。「お金だけでなく、精神的・生活的な負担も大きい」というニュアンスを含むこともあります。

Studying abroad can cost an arm and a leg, but it’s worth it.
(留学にはかなりお金がかかるが、それだけの価値はある。)

語源について

この表現の正確な起源ははっきりしていませんが、いくつか有力な説があります。

戦争に関連する説

戦争で「腕や脚を失う」ということが、大きな犠牲の象徴として捉えられ、「高い代償」「甚大な負担」をイメージさせることから、cost an arm and a leg という表現につながったとされる説です。

18世紀の肖像画に由来する説

18世紀、肖像画は描く範囲によって料金が変わることがありました。顔だけの肖像画よりも、全身を描く肖像画のほうが値段が高く、「腕(arm)や脚(leg)まで描くと高くなる」→「腕や脚を含めると高額」という連想から、このイディオムが生まれたという説もあります。

20世紀に一般化した表現

現在の形で広く使われるようになったのは20世紀中頃からで、特にアメリカ英語で広まったと言われています。現代では、映画・ドラマ・日常会話など様々な場面で聞かれる一般的なイディオムになっています。

イラストでは、高価な商品を前にして、片方の脚を差し出しているような人物がコミカルに描かれています。大きな犠牲=高額な代償というイメージが、ユーモラスに表現されています。




例文で見る cost an arm and a leg

高級品・ブランド品について

This designer bag costs an arm and a leg.
(このブランドバッグは驚くほど高い。)

旅行・留学・大きなイベント

The wedding reception cost an arm and a leg.
(結婚披露宴にはとんでもないお金がかかった。)

サービス・修理費用など

Getting your teeth fixed at that clinic will cost an arm and a leg.
(あのクリニックで歯を治すと、とんでもない金額になるよ。)

類義語との比較

pay through the nose(法外な値段を払う)

We had to pay through the nose for the concert tickets.
(コンサートのチケットに法外な値段を払わなければならなかった。)

「鼻から血が出るほど払う」イメージ。かなりカジュアルで、不満を強く込めたいときに使うことが多いです。

break the bank(予算を壊す、破産レベルに高い)

This new phone won’t break the bank.
(この新しいスマホはそこまで高くない。)

否定形で「そこまで高くない」と言うときによく使われます。

cost a fortune(大金がかかる)

The house renovation cost a fortune.
(家の改装に大金がかかった。)

fortune は「財産」なので、「財産レベルの大金」というニュアンス。

be exorbitant(法外に高い)

The rent in this area is exorbitant.
(このエリアの家賃は途方もなく高い。)

フォーマルで、ニュースや論説文などで使われやすい表現です。

high-priced / overpriced(高価すぎる)

That store is known for its overpriced products.
(あの店は商品が高すぎることで知られている。)

より直接的・ストレートに「高い」「高すぎる」と言いたいときの表現です。

cost an arm and a leg は、これらの中でも特に「大きな犠牲」「コミカルな誇張」を含む表現としてよく使われます。

使い方のポイント

カジュアルな会話向け

このフレーズは主に日常会話・カジュアルな文脈で使われます。ビジネスメールやフォーマルな文章では、be very expensivecost a fortune など、より中立的な表現の方が適切なことが多いです。

価格への「不満・驚き・誇張」を込めて使う

単に「高価です」と情報を伝えるだけではなく、「高すぎる」「ちょっとありえない」という感情を乗せたいときに使うとしっくりきます。

I’d love to buy that jacket, but it costs an arm and a leg.
(あのジャケット欲しいけど、値段がバカみたいに高いんだよね。)

具体的な金額は言わなくてもOK

この表現自体が「とんでもなく高い」という意味を含んでいるので、金額を言わなくてもニュアンスは十分伝わります。

The repairs cost an arm and a leg.
(修理費がとんでもなく高かった。)

誤用しやすいポイント

フォーマルな場では控える

ビジネスの正式な報告書や学術的な文脈では、ややカジュアルで比喩的すぎるため、be very expensive / highly expensive などを使う方が無難です。

「腕」や「脚」を文字通りの意味にとらない

直訳するとショッキングな表現ですが、ネイティブはあくまで「イディオム」として聞いているため、ブラックジョーク的に受け取るわけではありません。ただし、状況によっては軽い冗談っぽく聞こえることもあります。

主語は基本的に「物・サービス」

cost an arm and a leg は「物やサービス」が主語になります。人が主語になることは基本的にありません。

ネイティブが使うリアルな場面

  • 旅行・留学・結婚式など、大きな出費が伴うイベントの話
  • 高級ブランド・高級レストラン・高級ホテルの価格についての会話
  • 予想外に高かった修理代・医療費・サービス料金への不満
  • 「そこまでして買う価値ある?」と少しツッコミたい場面

特に友人同士の会話や、家族との気軽な会話でよく使われる表現です。

会話例(少し長め)

A: Did you see the price of those shoes?
B: Yeah, they cost an arm and a leg!
A: They look nice, but I’m not paying that much for shoes.
B: Same here. I’d rather spend that money on a trip.

日本語訳:
A:あの靴の値段見た?
B:見たよ、ありえないくらい高いよね。
A:たしかにカッコいいけど、靴にあそこまで払う気にはなれないな。
B:私も。同じお金を旅行に使いたいよ。

追加例文

1. The latest smartphone looks great, but it costs an arm and a leg.
(最新のスマホは良さそうだけど、値段がとんでもなく高い。)

2. Rent in the city center costs an arm and a leg.
(都心の家賃はものすごく高い。)

3. Our wedding photos cost an arm and a leg, but they were worth it.
(結婚式の写真はすごく高かったけれど、その価値はあった。)

まとめ

  • cost an arm and a leg は「非常に高額である」「法外な値段がする」という意味のイディオム
  • 「大きな犠牲(腕や脚)を払うほど高い」という比喩から来ている
  • カジュアルな会話で、価格への驚きや不満を表現するときに使う
  • 類義語:pay through the nose / cost a fortune / break the bank など
  • フォーマルな場では、より中立的な表現を使う方が無難

cost an arm and a leg は、「高い」を強烈かつ印象的に伝えたいときにぴったりの表現です。友達との会話や映画・ドラマのセリフでもよく出てくるので、ぜひ覚えて使ってみてください。

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