over the moon の意味とは?
over the moon は、「大喜びしている」「非常に幸せな状態」を表す英語のイディオムです。日本語では「天にも昇る気持ち」「舞い上がるほどうれしい」「有頂天になる」といったニュアンスに相当します。
単なる「うれしい」ではなく、心がふわっと浮き上がるような、強い喜びや幸福感を表すときに使われます。特にイギリス英語でよく使われる表現ですが、アメリカでも意味は問題なく通じます。
over the moon の例文
夢が叶ったときの喜び
She was over the moon when she got accepted to her dream university.
(彼女は夢の大学に合格して、大喜びしていた。)
人生の大きな出来事や長年の努力が実った瞬間に使われることが多いです。
家族の嬉しいニュース
We’re over the moon about the news of our first grandchild.
(初めての孫の知らせに私たちは大喜びしている。)
家族に関する幸せな出来事にもよく使われます。
予想以上の結果に喜ぶ場面
He was over the moon with his exam results.
(彼は試験の結果に大喜びしていた。)
努力が報われたときの喜びを表すのにぴったりです。
語源とイメージ
over the moon の語源は、17世紀のイギリスの童謡「Hey Diddle Diddle」に登場する一節に由来します。
その中に、
“The cow jumped over the moon.”(牛が月を飛び越えた)
というユーモラスな描写があり、現実ではあり得ないほどの喜びや驚きを象徴するイメージとして広まりました。
つまり、「月を飛び越えるほど嬉しい」という比喩が、現在の「大喜びしている」という意味につながっています。
イラストでは、満月を飛び越える牛が描かれ、遊び心と喜びが伝わるデザインになっています。これは over the moon の背景にある「非現実的なほどの喜び」を象徴しています。

類義語とニュアンスの違い
on cloud nine(天にも昇る気持ち)
非常に幸せな状態を表す表現で、over the moon とほぼ同じ意味ですが、アメリカ英語でより一般的です。
in seventh heaven(非常に幸せな気分)
宗教的な背景を持つ表現で、「最高の幸福状態」を意味します。やや文学的な響きがあります。
ecstatic(有頂天の)
形容詞で、強い喜びや興奮を表します。フォーマルな文脈でも使えます。
thrilled to bits(大喜びする)
主にイギリス英語で使われるカジュアルな表現。over the moon と同じく、強い喜びを表します。
これらの中で、over the moon は「比喩的でかわいらしい」「イギリスらしい表現」という特徴があります。
使い方のポイント
ポジティブな出来事に使う
喜びや幸福感を強調したいときに最適です。ネガティブな文脈では使いません。
カジュアルな場面で自然
友人・家族との会話、SNS、日常の雑談でよく使われます。
感情を直接伝える表現
自分の気持ちを伝えるときにも、他人の喜びを描写するときにも使えます。
誤用しやすいポイント
ネガティブな文脈には使えない
「悲しい」「怒っている」などの文脈では絶対に使いません。
フォーマルな文書には不向き
ビジネスメールや公式文書では、delighted や pleased のほうが適切です。
過度に使うと軽く聞こえることも
非常に強い喜びを表すため、頻繁に使うと誇張表現に聞こえる場合があります。
ネイティブが使う場面
- 試験や面接に合格したとき
- 昇進や受賞などの嬉しいニュースがあったとき
- 家族に関する喜ばしい出来事(出産・結婚など)
- 長年の夢が叶ったとき
- サプライズやプレゼントに感動したとき
会話例(少し長め)
A: I heard you got the job you wanted!
B: Yes! I’m absolutely over the moon.
A: That’s amazing. You worked so hard for it.
B: Thanks. I still can’t believe it’s real.
日本語訳:
A:希望していた仕事に受かったって聞いたよ。
B:うん!本当に大喜びしてるんだ。
A:すごいね。ずっと努力してたもんね。
B:ありがとう。まだ夢みたいだよ。
追加例文
1. She was over the moon with her birthday surprise.
(彼女は誕生日のサプライズに大喜びしていた。)
2. They were over the moon when they finally bought their first home.
(ついに初めての家を買えて、彼らは大喜びしていた。)
3. I’m over the moon about the results of my project.
(プロジェクトの結果に大満足している。)
まとめ
- over the moon は「大喜びしている」「非常に幸せな状態」を表すイディオム
- 語源は17世紀の童謡「Hey Diddle Diddle」
- イギリス英語で特によく使われるが、世界中で意味は通じる
- 強い喜びを表すため、ポジティブな文脈に限定して使う
- 類義語には on cloud nine、ecstatic、thrilled to bits などがある
over the moon は、英語で「心からの喜び」を表現するのにぴったりのフレーズです。感情を豊かに伝えたいときに、ぜひ使ってみてください。
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