意味について
「wait on」は主に次のような意味で使われます。
(人に)仕える、接客する
レストランのウェイターやウェイトレスが客にサービスを提供する場面などで使われます。
The waiter waited on us very attentively.
(ウェイターは私たちにとても丁寧に接客してくれた。)
(事の進展や状況を)待つ
特定の出来事や決定が起こるのを待つ。
We are waiting on the results of the test.
(私たちはテストの結果を待っています。)
(人を)丁寧に世話する、仕える(やや古風)
She has a maid who waits on her hand and foot.
(彼女には、彼女のために至れり尽くせりの世話をしてくれるメイドがいる。)
語源について
「wait」はラテン語の「vagari(さまよう)」に由来し、古フランス語を経て中英語で「待つ」という意味が発展しました。「wait on」は「on」を伴うことで、「人や物のそばにいて仕える」「待ち続ける」というニュアンスが加わりました。
「wait on」の語源をイメージした画像です。中世の使用人が貴族に仕える様子と、背景に時計を組み合わせたデザインで、言葉の持つ「仕える」と「待つ」の両方の意味を表現しています。

類義語
仕える(serve, attend to, cater to)
• serve: 丁寧にサービスを提供する。
• attend to: 注意を払って世話をする。
• cater to: 特定のニーズや要求を満たす。
待つ(await, hold on, be patient)
• await: 何かをじっと待つ(ややフォーマル)。
• hold on: 非常にカジュアルな「少し待って」。
• be patient: 忍耐強く待つ。
使い方のポイント
文脈に注意する
「wait on」の意味は文脈次第で変わるため、動作の対象が人なのか、事象なのかに注目してください。
• 人が対象 → 仕える
• 出来事が対象 → 待つ
カジュアルさの違い
「wait on」は「serve」よりもやや口語的で、特にアメリカ英語でよく使われます。イギリス英語では「serve」のほうが一般的です。
古風な用法に注意
「wait on someone hand and foot(至れり尽くせりで仕える)」のような表現は、現在ではやや古風または誇張表現として使われることがあります。
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