✅ take to の意味とは?《例文・語源・使い方を徹底解説》

英語学習

take to の意味とは?

take to は、英語の句動詞の中でも特に多義的で、文脈によって意味が大きく変わる表現です。主に次の3つの意味で使われます。

  • 〜を好きになる、親しみを感じる
  • 〜に熱中する、習慣的に始める
  • 〜に逃げ込む、避難する・頼る

いずれの意味にも共通しているのは、「何かに向かって自然と気持ちや行動が傾く」というニュアンスです。意図的というより、気づいたらそうなっていた、自然とそうなった、という感覚が強いのが特徴です。

take to の例文

〜を好きになる、親しみを感じる

She has really taken to her new job.

(彼女は新しい仕事をすっかり気に入っています。)

この用法では、「最初はどうかわからなかったけれど、やってみたら自然と好きになった」というニュアンスが含まれることが多いです。

〜に熱中する、習慣的に始める

He has taken to running every morning.

(彼は毎朝ランニングをするようになりました。)

新しい習慣や趣味を始めて、それが自然と生活の一部になっていくイメージです。「ハマる」「のめり込む」というニュアンスにも近いです。

〜に逃げ込む、避難する・頼る

During the storm, they took to the basement for safety.

(嵐の間、彼らは安全のため地下室に避難しました。)

この用法では、困難な状況から逃れるために「頼る場所」「避難先」に向かうという意味になります。少し切迫感のある表現です。

語源とイメージ

take は「取る」「受け入れる」「行動を起こす」という意味を持つ基本動詞です。to は「〜に向かって」「〜に対して」という方向性を示す前置詞です。

この2つが組み合わさることで、「何かに向かって行動を取る」「何かに自然と近づく」というイメージが生まれます。

そこから派生して、

  • 好きになる(気持ちが向かう)
  • 習慣になる(行動が向かう)
  • 避難する(身体が向かう)

といった意味が生まれました。

イラストでは、中央に向かって集まる光の線が「自然と引き寄せられる」感覚を表し、柔らかい光が「親しみ」「安心感」を象徴しています。take to の持つ「向かう」「寄り添う」イメージを視覚的に表現しています。




類義語とニュアンスの違い

〜を好きになる

  • be fond of: 好意を持つ、優しい響き
  • develop a liking for: 徐々に好きになる
  • warm to: 最初は微妙だったが、だんだん好きになる

take to は「自然と好きになる」というニュアンスが最も強い表現です。

〜に熱中する・習慣的に始める

  • get into: カジュアルで「ハマる」感じ
  • pick up (a habit): 新しい習慣を身につける
  • become accustomed to: 慣れる(熱中とは限らない)

take to は「自然と習慣になる」「気づいたら続けている」というニュアンスが特徴です。

〜に逃げ込む・頼る

  • resort to: 最後の手段として頼る(ややネガティブ)
  • flee to: 危険から逃げるために走って向かう
  • turn to: 困ったときに頼る

take to は「避難する」「逃げ込む」という意味で使われるとき、物理的な移動を伴うことが多いです。

使い方のポイント

自然と好きになるニュアンス

take to は「努力して好きになる」のではなく、「気づいたら好きになっていた」という自然な感情の動きを表します。

例:She took to her coworkers right away.
(彼女は同僚たちをすぐに好きになった。)

新しい習慣が自然に身につく

「熱中する」「夢中になる」というニュアンスがあり、少し依存的になることもあります。

例:He took to painting during the lockdown.
(ロックダウン中に絵を描くことにハマった。)

避難・逃避の意味はややフォーマル

この意味では、ニュース記事や文学的な文脈でも使われます。

例:Villagers took to the hills to escape the flooding.
(村人たちは洪水から逃れるため丘へ避難した。)

誤用しやすいポイント

take up と混同しない

take to = 自然と好きになる・自然と始める
take up = 意図的に始める・取り組む

例:

  • He took to running.(自然とランニングが習慣になった)
  • He took up running.(ランニングを始めると決めた)

「好きになる」意味は人にも物にも使える

ただし、フォーマルな場では warm to のほうが柔らかく聞こえることがあります。

避難の意味は文脈が必要

単に “take to the basement” と言うと「地下室に向かう」ですが、文脈がないと「避難した」意味が伝わりにくいことがあります。

ネイティブが使う場面

  • 新しい職場や学校にすぐ馴染んだとき
  • 新しい趣味にハマったとき
  • ペットが新しい環境に慣れたとき
  • 困難な状況で安全な場所に避難したとき
  • ストレスから逃れるために特定の行動に頼るとき

会話例(少し長め)

A: How’s your new apartment?
B: Surprisingly, I’ve really taken to it.
A: That’s great. I thought you preferred bigger places.
B: I did, but this one feels cozy and comfortable.

日本語訳:
A:新しいアパートどう?
B:意外なんだけど、すごく気に入ってきたんだ。
A:それは良かった。もっと広い部屋が好きだと思ってたよ。
B:前はそうだったけど、ここは居心地が良くて落ち着くんだ。

追加例文

1. The puppy quickly took to its new owner.
(子犬はすぐに新しい飼い主に懐いた。)

2. She has taken to drinking herbal tea every night.
(彼女は毎晩ハーブティーを飲む習慣がついた。)

3. When the argument got heated, he took to silence.
(議論が激しくなると、彼は黙ることで逃げ込んだ。)

まとめ

  • take to は「好きになる」「熱中する」「避難する・頼る」の3つの主要な意味を持つ句動詞
  • 共通するのは「自然と向かう」「気づいたらそうなっていた」というニュアンス
  • 人・物・行動・場所など幅広い対象に使える
  • take up との違いに注意(意図的 vs 自然)
  • フォーマル・カジュアルどちらでも使える便利な表現

take to は、英語で「自然と好きになる」「自然と習慣になる」という微妙な感情の動きを表すのに最適な表現です。文脈によって意味が変わるため、使いこなせると英語の表現力がぐっと豊かになります。

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